ブログにアップして買った気になる。

ブログタイトルとは内容がかなり違ってきましたが、ほしいモノ、好きなモノなど綴っていきたいと思います。

『フランダースの犬』 ズイヨー映像・日本アニメーション・フジテレビ

2017年01月28日 | アニメ

日曜日の夜7時半から放映されていた『カルピスこども劇場』(フジテレビ)
大ヒットした『アルプスの少女ハイジ』の後番組として
昭和50年(1975年)に始まったのが、
『フランダースの犬』(ズイヨー映像・途中から日本アニメーション)でした。

涙なしでは見られない少年ネロとパトラッシュの物語です。

(にしても『アルプスの少女ハイジ』
『フランダースの犬』そしてこの後の
『母をたずねて三千里』の豪華なラインナップは
往年のバース、掛布、岡田以上の破壊力ですね。)

物語の舞台は19世紀のベルギー北部の
フラーンデレーン(英名:フランドル)地方、
アントウェルペン(英名:アントワープ)郊外の村。

物語の後半をおさらいすると、

牛乳運びの仕事を失ってしまい


たったひとりの家族だったおじいさんも亡くなってしまいます。

家賃を払えずクリスマスまでに家を出ていくコトを約束させられるネロ。

最後の希望を賭けた賞金200フランの絵のコンクールは落選。






おまけに風車小屋の火事の犯人にされてしまいます。






「パトラッシュ、もう何もかも終わったんだ。みんなおしまいになっちゃったんだ。」


家に帰る途中でパトラッシュが雪に埋もれていた袋を発見。中には金貨が。


袋に書かれた名前からアロアの父、コゼツのモノだとわかり届けるネロ。




その袋にはコゼツの全財産にも相当する2千フランの金貨が。


おじいさんのお墓の前で
「ボクはどこか遠いところにいくつもりだよ。」と別れを告げるネロ。


その頃、風車職人のノエルから風車小屋の火事の原因を聞くコゼツとハンス。
「油もやらず掃除もせず、そのまま風車を使い続けたあんたらの責任だ!」

「それをネロが火をつけたなどと言いふらしたのは一体誰なんだ!えぇハンス!」



これにはこれまで散々ネロをいじめたハンスもタジタジに。


コゼツも深い後悔を抱きます。


ネロに謝ろうと家に行くと
家財道具を家賃の足しにしてと書き残し、すでにネロの姿はありません。

そこにコンクールの審査員のひとりヘンドリックがやってきて

「ルーベンスの跡継ぎになりうる恐るべき素質を見い出しているのです。」
「彼を引き取って出来る限り絵の才能を伸ばしてやりたいと・・・」

村人総出でネロを探しますが、どこにも見当たりません。

アントワープの大聖堂にたどり着いたネロ。




カーテンが開いていてネロはついに
ルーベンスの2枚の絵を見るコトが出来ました。



「マリア様、有難うございます。これだけで、これだけで僕はもう何もいりません。」

倒れるネロ。
そこにアロアの家に置いてきたパトラッシュが現れます。


「パトラッシュお前、僕をさがしてきてくれたんだね。」
「わかったよ。お前はいつまでも僕と一緒だって、
そういってくれてるんだね。ありがとう。」
「パトラッシュ僕は見たんだよ。
一番見たかったルーベンスの2枚の絵を。」
「だから僕は今凄く幸せなんだよ。」
「パトラッシュ疲れたろ。ボクも疲れたんだ。
なんだかとっても眠いんだパトラッシュ・・・」










ネロとパトラッシュはおじいさんやおかあさんのいる遠いお国にゆきました。
もうこれからは寒いコトも、悲しいコトも、お腹の空くコトもなく、
みんな一緒にいつまでも楽しく暮らすコトでしょう。




いやー、泣けますねぇ。
子供の頃はそうでもなかったんですが、
大人になってからネロのセリフを思い出すだけで、涙腺が緩みます。
オープニングエンディングの楽しげな曲もかえって悲しく聞こえます。

最後に訪れたアントワープ(アントウェルペン)の
ノートルダム(聖母マリア)大聖堂は実在しており、


今もルーベンスの2枚の絵
キリストの昇架


キリストの降架

が見れるそうです。

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