武本睦子あっちこっちポルトガル

ポルトガルあっちぶらこっちぶら報告です。

武本のセトゥーバルだより-2013-07-01

2013-06-30 | セトゥーバルだより
 今年は空梅雨(からつゆ)という話も聞きますが、皆様のところでは如何ですか?
 セトゥーバルもずっと涼しすぎる日々が続きましたが、1週間ほど前から猛暑がやってきました。快晴なのにどんよりと薄靄(うすもや)がかかり、蒸し暑くて、どうやらアフリカあたりから黄砂がやって来ているのかも知れません。

 毎朝、未だ涼しい内の10時頃、ベランダにテーブルをセットして、コーヒーを飲むのを楽しみにしているのですが、目の前の大空を夥(おびただ)しい数のツバメが飛び交っています。100羽、或いはそれ以上でしょう?
 今年、卵から孵(かえ)った雛鳥と親たちが気持ち良さそうに高く、近く、遠く、鳩の群れの飛行とは違い、まさに燕返し、よくもあれで衝突しないものだと感心して見ていますが、実に気持ち良さそうです。

 町ではイワシ祭で夜中の1時まで拡声器の音が鳴り渡っていますが、野の花の時期も終り、ジャカランダも終盤でしょう? 露店市とメルカドやスーパーに買い物に行くくらいで、このところあまり出歩かないでいます。

 今年は例年より早く12月から高島屋の巡回個展が始まりますので、アトリエに籠って制作に励んでいます。
 
 さて、家に籠りっぱなしですので、あまり話題もないのですが、セトゥーバルの下町が様変わりしたはなし
「ジュンクエイロ通り47番地」MUZ
http://www.geocities.jp/muzvit2003/tofu.html
と植物の「ハラン」のはなしVITです。
http://www.geocities.jp/takemotohitoshi/essay.html
又、皆様のところの身近な情報もお寄せ下さい。
武本比登志/睦子


武本のセトゥーバルだより-2013-06-01

2013-06-01 | セトゥーバルだより
 全く久しぶりのセトゥーバルだよりです。その後、皆様お変わりありませんか?

 冬の寒い中、1月末に日本に帰って、ポルトガルに戻ってきたのが4月末。
 例年なら大急ぎでベッドをやり変えなければならないところですが、今年に限ってはほぼそのまま。
 冬のままの毛布類で丁度良い具合です。
 もうきょうから6月に入ったと言うのに、この朝晩の冷え込みはいったい何なのでしょう。

 でも春の野の花は例年通りの花盛り。ポルトガルに戻ってからこの1ヶ月、本当に堪能しました。
 アレンテージョ、トロイア半島、パルメラ周辺、エスピシェル岬それにエストレマドーラ。
 今年新たに見つけた花も数多くありました。これから少しづつ同定していくつもりです。

 5月の下旬から徐々にジャカランダも色づき始めましたが、異常気象のためか、セトゥーバルのジャカランダの様子が変です。いつもなら花の咲く前にいっせいに古い葉を落し、花の時期には紫の花だけの姿になるのですが、花の前に新葉が芽吹いて、緑の中に紫の花が咲きはじめたという具合です。全てではありませんが、そういった木が目立っています。セトゥーバルだけかも知れませんが、でも間もなく満開でしょう。

 
 セトゥーバルにも色んな椰子の木が植えられています。気になることの一つに、数年前からですが、椰子の木のうちのフェニックスだけが枯れ始めています。どうやら寒さではなく、病害虫が伝染しているのかも知れません。
 ルイサトディ大通り公園には見上げるばかりのフェニックスがたくさん植えられていましたが、ことごとくなくなってしまいました。我が家からの眺めの中にも数十本があったのですが、気が付くと1本もなくなっています。数年前アルガルヴェ地方を旅した時にかなり枯れているフェニックスを見て「どうしたのか」と思っていましたが、どうやらセトゥーバルにも伝染は及んできている様です。別の種類のワシントニアパームなどは元気です。

 きょうは午後から思い立ってポティーニョの海水浴場に出かけました。ビーチには黄色いツノゲシがたくさん咲いていました。水は氷のように冷たくてさすがに泳いでいる人はいませんでしたが、陽射しは強く水着で日光浴には気持ちの良い午後でした。でも夜にはまた冷え込みそうです。


セトゥーバルのビーチに咲くツノゲシ

 今までは毎月、月初めにサイト更新を行って「セトゥーバルだより」でお知らせをしていましたが、サイト更新時期を不定期とし、お知らせも不定期としたいと思っています。
いろんなサイト、ブログなど取りとめもなく幅広く行っています。広がりすぎたきらいも無きにしも非ず。今後ともよろしくお願いします。
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武本比登志/睦子