武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

リハビリの先にあるもの

2016-10-23 12:20:42 | 武久の視線
どこも動かない、声も出ない、飲み込みが出来ない、まぶただけパチパチ、、、
ひと月の意識混濁はあったものの、経緯とか現状は理解していた
そこからのリハビリだった

小さな声と口からきざみ食が食べれる、左手だけが麻痺しながら多少動く
無念ながら、三肢はまったく動かず、、、

そんな状態で固定と判断され、転院を含めて9ヶ月の入院生活
僕の院内リハビリは終わった

家に帰り、妻による介護で在宅生活に、、、身障度1、介護度5

リハビリに関しては、週/2回訪問リハビリを利用
立ち上がり車いすでの立位訓練、手足の曲げ伸ばし、、、など1回1時間ぐらい

始めた頃のOTさんはADLの向上のため、食事の場面の訓練をした
しかし僕とすれば、麻痺しながら動く左手でパソコン操作がしてみたかった
その意向を担当のOTさんに伝え食事場面から、パソコン操作訓練にしてもらった

ネットでの発信は、今や僕の生きがいでもある
動かすための機能訓練、ADL向上のためのリハビリ、、、、色々な目標はあろうけれど


僕は提唱したい    その人の「生きがいづくりの為のリハビリ」 


人は体と心で出来ている
たとえ体は立ち上がれても、心が立ち上がれなければ、リハビリの意味はない



最近は僕の生きがいでもある福祉学習「心の授業」で車いすに乗っていると
広背筋を痛めることが多々あるので、ひねりの運動を取り入れたり、広背筋に
柔軟性を持たせる運動を重点的にしてもらってる、僕である。



(写真撮影 介護フォトライター 野田明宏)


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 主観 | トップ | 僕のCADL »
最新の画像もっと見る

武久の視線」カテゴリの最新記事