高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

「日影沢 モニタリング研修」 2012

2012-05-01 23:37:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2012/4/23(月)  日影沢モニタリング研修

■目的 : ・植生回復を優先した調査方法の検討  

      ・植物の数量把握方法、データーの整理、発信方法

■日時 :  2012.4.23 13:00~16:00

■場所 :  日影沢植生保護地

■講師 :  首都大学東京大学院理工学研究科 加藤英寿先

        (専門は植物系統学、 伊豆・小笠原諸島の生物多様性に関する研究)

■参加者 : 奥多摩R 4名、奥多摩管理C 1名、 高尾R 3名、高尾SR 7名

1. 都レンジャー モニタリング 実演紹介

  小ぬか雨降る日影沢ではじまりました。

 予め設定してあるコドラートにメッシュ(1m×2m/ 10㎝角 200個)を使用し、

植生の有無の調査や、 土壌硬度を測定。

2.高尾サポートレンジャー モニタリング 実演紹介

 予め設定したコドラート1m角を紐で4等分し、植物名、個体数をカウント。

 左手前は道路の上から観察、話しかけられる加藤先生。

★ それぞれの実演中にコメントがあり、ポイントを列挙してみました。

 <ポイント>

▲調査方法  ・調査目的多すぎないか? 何を見て何を比較する? 的を絞る。

          ・限られた時間内で知りたい事をやる。

          ・メッシュ方式、ベルト方式(ライン上)もある。

          ・一貫した方法で、機械的に誰でもできる方法で、バラツキをすくなくする。

          ・アウトプットをにらんでアプローチするのもひとつの方法。

          ・場所の設定上、道路際は砂利が落ち、結果に影響をきたす。

          踏み跡を作るのが問題。極力入らないで行う方法を考える。   

           ex.  飛び石、 ワラジ履き、人数制限、入場回数の低減、入場ルートを固定

              木道(50㎝高さ)を作るか

▲情報発信方法  ・ホームページも良いが、ニュースレター、印刷物などの残るものにする。

            ・神代植物公園に開設した「植物多様性センター」★ のような所を

             利用しバックアップするのも良い。  (★ 2012.4.28オープン)

   ★今日の研修を踏まえ

    効果性、実現性等 既取得データーとの整合性を考慮し

    今後の調査に生かして行く必要あり。

         中でも、情報発信方法(印刷物など)は収穫でした。

   雨中3時間お疲れさまでした。加藤先生ありがとうございました!。

 保護地にあるこの掲示板---

  

   「踏まれて消えた花」   いつの日か 逢えること願って!!

                     TSR  sige

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 高尾サポートレンジャー会 2... | トップ | 2012/04/29 新入会員歓迎登... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報」カテゴリの最新記事