「山の中での救急法」 講習会
日時 : 2012.10.14(日) 10:00~ 15:00
場所 : 東京都多摩環境事務所 2階 会議室
講師 : 日赤 東京都支援ボランティア 救急法指導員 島田氏 堀江氏
参加者 : 高尾自然公園管理センター 1名 奥多摩ビジターセンター 1名
都レンジャー 1名 奥多摩SR会 10名 高尾SR会 15名 合計28名
高尾SR、奥多摩SRの皆さんが日頃の活動の中で、救急法を必要とする場面に遭遇し たらどう対応したらよいのか?
緊急時に慌てずに適切な対応が図れるよう、救急法のスキルアップ講習会が行われました。
高尾SR会長あいさつ---12月16日奥多摩SRとの交流会予定も忘れずにPR
1. ・受講目的と達成目標は? ・救急法とは? ・7分間とは?
講義は講師からのこの問いかけから始まった。 7分間の中で、自分の考えと、他の人に声をかけお互いの考えを 照らしあわせる。あっちへ行ったり、こっちへ来たり。
*7分間とは、都内での救急車の平均の到達時間。 山の中では更に時間がかかる。このため、山の中で怪我人が発生した場合、 他の人の協力を仰ぎ、適切な対応が必要になる。
*応急手当の目的は、「救命」、「悪化防止」、「早期回復」。
救急法とは、怪我人に対し、救助隊に引き継ぐまでの応急/救命手当である。
医薬品は使わない。消毒はペットボトルの水が良い。
2. 日頃の活動の中で事故はどのような時に起こるか(活動の中にある危険は?)
● 「健康」 「行動」 「環境」 「服装」 この4つの条件が、悪い状態で重なっていくと事故が 起こる。全て重なると死亡事故に至る。
● ハインリッヒの法則---ヒヤリハット(小事故300)が積重なると中事故(29)、 大事故(1)に つながる。
● KY(危険予知)、さらには見えない部分の”潜在危険” に注意をはらう。
四角いペットボトルを使って、心肺蘇生のための胸骨圧迫の講習
1.三角巾を使っての包帯の巻き方実習
● 頭、耳、脚、膝、腕を吊る、 足首(捻挫の場合) --常に怪我人への心配りをする。
--足首(捻挫)は怪我人自身でできるよう、傍で口頭でサポートする。
2.搬送法
● ヒューマンチェーン
-- 最低でも5~6人の協力者(介助者)が必要。 ここで協力者を集めるための”声かけ”が重要になってくる。 リーダーが怪我人に配慮しながら協力者の力を結集させる。 横になっている人を静かに持ち上げるのは、容易ではないことを実感した。
● スットクや毛布、上着などを使った搬送法 もある。
救急法とは、事故がおこった時に役立てるためだけのものでなく、自分自身がその事故を起こさないためのもの。
「自分の身は自分で守る」------再認識しました。!!
お疲れさまでした!
TSR ( SI )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます