高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2015/4/12 自主巡回ー裏高尾

2015-04-15 20:31:20 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:SR5名

コース:高尾駅北口~日影~日影沢林道~八王子管理道~一丁平北巻き道~もみじ台南巻き道~山頂(解散)

本日の活動内容:①日影沢内コドラートでの植生調査、②もみじ台南巻き道でヤマユリとイナモリソウの個体数調査

        ③開花植物調査

本日のテーマ :スプリングエフェメラルを求めて

 高尾に来る人たちの数がとても多く、小仏行きのバスは3台運行、陣馬行きのバスは2台運行が常態化している。

春は日影沢を訪れる人たちが多く、ほとんどが20人~30人の団体である。これらの人たちが花を見るため踏み込

みをする。

 また、個人で来る人たちは車でやってくるが、駐車場代わりにみんな道路脇に駐車する。林道は狭いから斜面部分

に乗り入れて駐車している。これはもう人の踏み込みによる被害の比ではないくらい影響が大きい。八王子市内や県

外ナンバーの車も結構いる。

    

①植生調査

  最近、”高尾の植物が回復してきている!これは関係者の努力のたまものではないか!”との意見も聞かれるが果

 たしてそうなのかどうかはわからない。調査するものにとっては期待感もあるから改善しているようにも思うが、

 自然を相手にするときはもっと長いスパンで見なくてはならない。まだ調査を始めてから5年目に入ったばかりで

 ある。とにもかくにも地道に続けてゆくしかない。

②ヤマユリとイナモリソウの個体数調査

  この調査は、主にフェノロジーの変化を調べることにより、環境変化の有無を推定しようとするものである。今

 年は例年よりも発芽や開花が遅いように思われる。

③開花植物調査

  今日は31種の開花植物が見られた。

 <今日見られたスプリングエフェメラル> ニリンソウ、トウゴクサバノオ

   スプリングエフェメラルとは、早春に芽吹き・開花し夏前までに地上部が枯れて消え、次の春まで地中で球根

  や根茎で冬を過ごす小さな草本植物をいう。

     

                               ニリンソウ                       トウゴクサバノオ

 <今日見られたスミレ>

  

  タチツボスミレ  タカオスミレ    エイザンスミレ    マルバスミレ     スワスミレ     ナガバノスミレサイシン 

  

  アオイスミレ   ナガバノアケボノスミレ シロバナタチツボスミレ  オトメスミレ  オカスミレ        ミスズスミレ

  <その他の開花植物>

 

    マルバコンロンソウ ツルカノコソウ    ミヤマカタバミ      フタバアオイ       ヤマルリソウ      ヨゴレネコノメ

   

 ウワバミソウ    ユリワサビ      ヒトリシズカ      シュンラン       チゴユリ       センボンヤリ

  

 レンプクソウ   キバナカタクリ

 <雑 記>

  

          新装オープンのビジターセンター

  

      伐採後の山頂からの眺望                      下から見上げるとこんな感じ

  

      リニューアルされた高尾山口駅

                                                                                                                                 (記:坂 内)

 

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