DUMMY FAKE ROLLERS

邦楽オススメ若手バンドから、洋楽のガールズロックやHR/HMまで、音楽やアーティストを色んな切り口からレビューします。

[バタフライ・エフェクト]タイムスリップ系の切ないラブストーリー

2006年05月07日 | 映画・その他DVDレビュー
"君を救うため、ぼくは何度でも過去に戻る"

これは、この映画の宣伝コピーなのですが、まさにこの言葉通り、
過去の日記を読むと、その場面にタイムスリップできることに気付いた主人公が、
思い通りの現在にするために、昔へタイムスリップし、
過去の出来事をやり直そうとするストーリーです。

映画タイトルが、南半球で蝶が羽ばたくと、それによって生じた風が、
まわりまわって、北半球で嵐を起こすという「バタフライ理論」から、
来ていることからもわかるように、過去の一部をやり直した影響によって、
ある部分が良くなっても、別の部分が悪くなるといった具合に、
なかなかうまくいきません。

そんな試行錯誤を繰り返して、最後に主人公が選んだ答えは果たして、、、?

バタフライ・エフェクト

アシュトン・カッチャー
エイミー・スマート
エリック・ブレス
J・マッキー・グラバー
このアイテムの詳細を見る


最初は、妄想の中で過去と現在を行き来するようなミステリーサスペンス系の
映画だと思って観たのですが、全く違いました。
以前、本ブログでレビューした「Re:プレイ」(レビューはコチラ)も、過去に戻ってやり直そうとする
映画でしたが、あの映画では結局やり直せなかったのに対して、
コチラは本当にやり直せてしまうところが異なりますね。
しかも最初は、子供の頃にしょっちゅう失神して、その部分の記憶がない
主人公が、過去の事実を知るため&そのトラウマとなる過去を消すための
タイムスリップ劇だったのが、次第にラブストーリーに展開していくとは
思いませんでした。

正直、ミステリーサスペンスを期待して観てしまったので、ちょっと肩透かしを
くらったような感じだったのですが、映画のストーリー自体はなかなか
面白かったですよ。
特典映像には、"もうひとつのエンディング"として、2種類のエンディングが
収録されているのですが、やはり本編のエンディングの方が良いですね。
どちらもNGにして正解だったと思います(^^;

サスペンス系を期待するなら、本ブログで紹介している「Re:プレイ」
「リクルート」「アイデンティティー」「ジェイコブズ・ラダー」や、
レビューはしていませんが、「ユージュアルサスペクツ」などがオススメですね。

ユージュアル・サスペクツ
ケビン・スペイシー
ベニチオ・デル・トロ
スティーブン・ボールドウィン
ガブリエル・バーン
ブライアン・シンガー
どんでん返し映画のNo.1だと思います!

ほのぼの系のラブストーリーは見飽きたという方は、
「バタフライ・エフェクト」、ぜひ一度ご覧になってはいかがですか?

《 本ブログのレビュー映画一覧はコチラ 》


コメントを投稿