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[123456 / 矢井田瞳] ヤイコらしさ満載!自由で伸びやかな傑作ミニアルバム!

2013年10月11日 | 音楽レビュー
ヤイコ初のミニアルバム『123456』が出ましたね!
前作『panodrama』(⇒レビューはコチラ)から1年、素晴らしかったですよ。

ヤイコといえば、やはり1st『daiya-monde』,2nd『Candlize』あたりが大ヒットしすぎたおかげで、その頃の音楽性を求めるあまり、段々と着いていけなくなるリスナーも多かったのでは?と思いますが、『colorhythm』(⇒レビューはコチラ)あたりから、新しい独自の路線を確立して、ヤイコ自身も伸び伸びとやっているように個人的に感じています。

本作品はその延長線上にあると思いますが、曲数が少ないだけに、ヤイコエキスがギュッと凝縮されているようで、かなりの力作だと感じました。

本作で私が最も気に入っている「Oasis」、聴いてみてください。

●Oasis / 矢井田瞳

123456
クリエーター情報なし
ユニバーサル シグマ


この伸びやかさ、自由な感じがとても心地よいです。
アップテンポな曲が好きな方は「DON'T CRY」をどうぞ!

●DON'T CRY / 矢井田瞳



私はミニアルバム推進論者なので、ヤイコのこのミニアルバムは嬉しかったです。
#個人的には、収録曲数は7曲がベストなんですけどね。。。

ミニアルバムよりも、フルアルバムの方がいい、という方も多いと思いますが、ミニアルバムのメリットを挙げてみると、
・7曲あれば、作品として一通りの流れは表現できる
・フルアルバムに比べて、制作期間が短くて済む
・短いインターバルでリリースできる。早けりゃ年2枚とか
・7曲ぐらいであれば、ライブのセットリストに全曲組み込みやすい(13曲とかだと、過去の曲も考えると全曲というわけにはいかない)
・制作側からすると、フル1枚よりも、ミニ2枚の方が単価も高くなる
・ミニアルバム出すごとにツアーができる。リスナーとしては、ライブに行ける回数が多くなる
・7曲なら何度も繰り返して聴きやすい(フルアルバムを繰り返し聴くのは時間がかかる)
などなど、制作側としても、リスナー側としてもメリットが多いんじゃないのかなーと思っています。特にこの忙しい時代、短い時間で集中して楽しめることは、なかなか意義深いんではないかと。


そいう意味で、本作品は今のヤイコの魅力をコンパクトにギュッと詰め込んだ、美味しいミニアルバムに仕上がってると思いますよ。ぜひご賞味ください!

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