[貴方を好きな私 / 阿部真央] 相変らずのあべまワールド健在！最近遠ざかってた人、ぜひ聴いてみて！

阿部真央の５thアルバム『貴方を好きな私』のレビューです。

どうも、あべまは1st『ふりぃ』(⇒レビューはコチラ)、2nd『ポっぷ』(⇒レビューはコチラ)のときの勢いが強すぎて、最近若干露出も減り、存在感が薄まってきた？と感じていましたが、今作でもあべま健在でしたよ。

前作の『戦いは終わらない』が、ファンの間では賛否両論があったみたいですが、私はあまり感じていませんでした。強いて挙げるなら、あべまブレイク時はグサリと刺さるような言葉を、明るくキャッチーなアレンジで届けるというフォーマットが一般にアピールしていたように思いますが、それが3rd⇒4thと進むにつれてシリアスさが増してきていたのが、そのような評価に繋がっていたのかな？と思います。

でも彼女の詩の世界は、これまでずっと一貫して変わっておらず、本作においてもアコギをかき鳴らして激情する楽曲や、遊びゴコロあふれたナンバーもあり、彼女から距離を置きかけているリスナーの方にも再度聴いてもらいたいなと思う内容です。

特に先行シングルである「貴方が好きな私」は素晴らしい出来だなと思います。歌詞の世界と、サビで転調を繰り返す楽曲の展開が、あべまの歌唱とすごくマッチしていて、グッとくるものがありました。ぜひ聴いて頂きたいです。

●貴方が好きな私 / 阿部真央

	貴方を好きな私 初回限定盤
	クリエーター情報なし
	ポニーキャニオン

かつて中高生の代弁者と称されたあべまですが、中高生だけのものにしておくには勿体ない存在だと思いますし、歌詞の世界観はどの年代にも共通するものだと思います。他にも良い曲がいっぱい詰まってますので、ぜひ聴いてみてくださいね。

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