その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

地獄行きの幽霊列車に運ばれて

2008-06-13 03:46:27 | その名も、たぁちゃん。
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今夜も終電近くの下り電車で帰宅する。
今日乗ったのは、職場のある竹ノ塚駅にて終電のひとつ前の0:36発の電車だ。

この列車の異様な雰囲気に気づいたのは、竹ノ塚駅の隣の駅、谷塚駅に到着する前のことだった。
異様な雰囲気とは、どんな雰囲気なのかというと、死にゆく列車というか、列車自体が意気消沈している感じなのである。


たぁちゃん、地獄行きの列車に運ばれて


普段、特に金曜土曜の終電間際の電車の車両内は「阿波踊り開催中!!」と言わんばかりの熱血っぷりなのだが、
今夜は「肝試し開催中!!」と言わんばかりなのである。


そもそも電車のムードを作り出しているのは乗客である。運転手や、車掌さん、駅員さんではない。
自分が乗り込んだ車両にひどく酔っ払った方や、外見が怖い人、はしゃぎまくる若者集団などがいたりすると、隣の車両に乗ればよかったと後悔するし、逆に、自分の乗っている車両に見た目麗しき女性が乗ってこようものなら、「このまま人生の終着駅まで共に旅しませんか?」とうっかり声をかけてしまいそうなくらい気分は高鳴る。

こんなことが、僕だけではなく、終電近くで帰る世の男性たちはみんな考えているから、列車自体にムードというものが生まれるのである。


とこころが、今夜そのムードを作りだしているのは、乗客たちではなかった。
車掌さんなのである。

正確に言うと、車掌さんのアナウンスによって僕らの乗った電車は、幽霊列車のようなムードに包まれることになった。

アナウンスの声が、今すぐ逝ってしまいそうなのである。「イッテシマウ」というと、あんな意味や、こんな意味があるわけで、今次もそれ相応の数があり、むしろカタカナを使いたくなるような「イッてしまう(*/∇\*)」なんてものもあるわけなのだけれど、今回は「逝ってしまう」が正しい表記である。

単刀直入に書けば、死にそうな声なのである。文章ではうまく説明はできないのだが、声が異様に震えているのである。志村けんがよくやる老人役に非常に似ている。
その震えている声が最初は不気味で、「仕事で疲れて乗る電車なのに…」と憂鬱な気分だったのだが、志村けんのネタが浮かんでからは、何となく楽しくなってきてしまった。
特に、マッサージ師のひとみさんというクソババア役を扮するコント(個人的に大好きなのだが、分かる方いるだろうか…)を思い出してからは、うっかりにやけて不気味な乗客になってしまうところだった。


そんな不気味で愉快な地獄行きの幽霊列車に揺られながら、僕はこうして家に着きこうしてエッセイを書いているのだから、魂は吸い取られなかったようであるが、おそらくあの列車の乗客のうち数名は、人生の終着駅まで運ばれてしまったんだろうな…。

チーンΩ\ζ゜)



同じ列車に乗った方で生きて帰ることができ、かつこの記事をご覧になっている方はご一報ください
(o*。_。)oペコッ。




まったくの余談だが、最近通勤退勤時にi PodでX JAPANの楽曲をランダムに聞いているのだが、「I'll kill you」や「WEEK END」といった「死」の選曲が多かったような…((((_ _|||))))


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