平成酔いどれ日記

酔っ払いの記録です

領域と役割

2006年02月18日 14時42分53秒 | Weblog
久保修の切り絵画が届いたぞ!うれしー。
あけて、あまりの綺麗さにうっとり。
http://www6.plala.or.jp/SHU/



今、私がやっている大きなプロジェクトについて。


これは、トップダウンの仕事というより、現場チームから提案した大変革。

実は、関係3部薯の現場3人(私・30代半ばの女性・40代の男性)が、「この商品は、こうあるべきだ」という現状体制批判の酒飲み話から始まった。

私は、宣伝という仕事をしているので、その視点から、
女性の先輩は、いわゆる営業の仕事をしているので、その視点から、
男性の先輩は、いわゆるエンジニアの仕事をしているので、その視点から

抜本的に変えるにはどうすればいいか?は
実は1年前から温めてきたことなんです。
そして、市場に出るのは、来年の以降。


いつも3人で会社の近くの喫茶店で打ち合わせしているので、その喫茶店の名前をとって「チーム・コセト」と呼んでます。

3部署の体質や体制、それぞれの上司の考えと能力が違うので、抵抗勢力はいっぱい。それはもう、飽き飽きするくらい。



どうして日本は、変えるってことに腰が重いんだろう?



じゃあ、その腰の重い人たちを、どう動かすか。
「北風と太陽」のように、着膨れした老獪なオヤジドモから、コートを脱がせられたら、ゲームの勝ち。これがまた、なかなかぶよぶよ太ったオヤジからコートを取るのは大変なんだあ。


仕事においては、「領域」と「役割」が大切だと最近わかった。

1つのことを違う立場・視点の3人で決めようとすると、意見が割れる。でも、最終決定すべき立場にある人は誰かを、最初からみんなでわかっていれば、物事の決定は早い。

それが、「領域」。意見はなるべく広く聞くべきだけど、決めるのは、決めるべき人が責任を持って。


でも、だからといって、自分の領域を固辞しすぎてはいけない。実際、一人の力で出来ることは少ない。

実行するのは、誰でもいい。一番いいやり方ができる誰かがやればいい。

それが、「役割」。共通目標に向かって、自分がやれること、やれないことを自覚して。仲間が出来ることがあれば、助けてもらえば、いい。




実際、チーム・コセトにおいては、

私が、理想家で夢を語る役。(←重要だと思うんだけどな)企画だしをする。「こんなことできませんかね?」役。

一番若手で生意気なので、抵抗勢力からは気にいらなく、いつも攻撃対象です。わはは。愚かな人からの抵抗をかわすこと、賢い人からの抵抗は説得することを最近覚えつつあり、現在修行中。

女性の先輩は、現実家で数字に強く、社内の人に好かれているから、情報家で、根回しが上手い。センスがいいので、判断に間違いがない人。実働作業が神がかり的に早い。


男性の先輩は、一見不器用だけど、一番忍耐強く、粘り腰の交渉ができる人。人に嫌われても、抵抗勢力に立ち向かって私たちを守ってくれる人。いい意味でプライドを持って頭を下げられる人。優しい。

こんな3人で、今、仕事してます。絶対、これは大きな仕事になる。前ばかりを見ていて事故が起こらないよう、兜の緒を締めて、がんばります。とりあえず私の20代の後半を、どっぷり捧げてみましょうか。



オヤジドモには、センスのよいお洒落なコートをプレゼントしてやるよ☆