よれよれシステムエンジニア

家庭と仕事と人生のあれこれ

女の怒り、男の本音

2006-05-09 01:51:46 | 日記
今日、午後11時頃帰宅したら、カミサンがまだ起きていて、テレビを見ている。

普段は、テレビを見ていると、私が帰ってきてもあんまり話しかけられることも無いのだが、、、

「面白いから見てみない???」と誘われた。

なんだろう、と思って、食事を取りながら、ふと見ると、

なにやら、NHKの討論番組で、一般人が参加している形態。

テーマは「熟年離婚の原因」だった。

というわけで、こちらも「はぁ」と怪訝な顔をしつつ見始めた。

刺激的な内容としては「妻が激怒した夫の一言」。

1.誰が食わしてると思ってるんだ!

2.女のくせに

3.手伝ってあげようか?

1.2.については、「さすがに、こんなこと言ってないよね」と思わず聞いてしまったが、「そんなことは言ってないよ」と答えてくれた。

3.の手伝ってあげようか?は、言ってしまって顰蹙買ったことがあるような気がする。

これは、難しい。

男は、なんとなく、休みの日に親切で「掃除を手伝ってあげようか?」なんて言ったりしてしまうのだが、無意識に掃除・洗濯は妻がやるもの、という前提でものを言っている。

そこにカチンとくるらしい。専業主婦であるカミサンでもカチンとくるので、共働きではもっと激しいものがあるだろうなぁ。。。

ところで、この番組を見ていたら、話しはもっと発展して、保育所が不足している話、企業において女性がまだまだ働きやすい環境になっていない、など色々あって、まじめに見入ってしまった。

男と同じように長時間労働できないので、男と同じ価値を提供できない、なんて刺激的な人事担当役員の声もあったりして、会場の議論は超白熱。

そもそも男なら長時間労働していいのか、という意見があったりして、それはそれで身につまされた。

個人的には夫婦はチームであり、組織であるので、役割分担が必要なときもあろうし、そのときの評価指標として一番稼げることを考えたり、チーム全体の精神的な安定を一番に考えたり、色々な形を模索していけばいいと思う。

ただ、チームだから、熟年離婚の原因にあったように、お互い思いやりが必要なんだよなぁ、なんて自分のことを棚にあげて思ってしまった。

なんて見ていたら、自分の家の近所が映った。

「あ、この辺、うちのそばだ!」と叫んだら、カミサンが「え、ちょっと待って」といって、なんとリモコンで画面が静止した。

私「えーーーーーーっ!!! これ、録画だったのぉ!?」

カミサン「うん、そうだよ」

帰ってきたら、何気なくテレビつけていたように見えたんだけど・・・

・・・

なんとなく、意図を感じるような、考えすぎのような、、、

最近色々あったので、逆に考えすぎかな?

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#番組は、4月中旬に放映されたNHKスペシャル「日本のこれから ~女の怒り、男の本音~」というものでした。

2 コメント

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雑感 (cheba)
2006-05-15 00:10:32
このブログを読んで、最近の娘の育児休暇後の職場復帰とあわせて考えること多く、ちょっと書きたくなりました。私たちの頃からかれこれ40年近くたって、女性が働く事が一般的になってきても、家庭との両立が難しいと言う事はあまり変わって無いんじゃないかと思います。猪口少子化大臣がいろいろ言っても、ちょっとずれてると思いませんか。先日夫の経済同友会のセミナーに一緒に参加したときにも、そんな話題が出ましたが、企業のトップも余りわかっていないと言う感じでした。唯一女性の企業人が、「我々の能力をこれからの子供たちに役立てよう」いうような事を言ってたのに納得しましたが。私は社会全体がが男も毎日定時に帰れるように社会にならないと、父親と母親と一緒に子供を育てるという世の中にならないと思うのです。日本にそんな時代がくるでしょうか。難しいと思うけれど、そうしないと日本の未来は暗いと思うのです。一昨年行った、人口減少、少子化傾向のフィンランドは社会で子供をそだてているみたいでしたよ。専業主婦、社会で働く主婦、どちらも働く女性です。男性が育児を「手伝う」のではなく、「一緒に育てる」社会を願っています。そうなれば、未婚、離婚、犯罪も減るのではないでしょうか。
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オフクロ殿 (t0m0)
2006-05-16 00:49:55
昨日は、みんなで押しかけておつかれさまでした。



なかなか重たく響くコメントですね。



女性の家庭との両立の難しさは、日本において40年前と比較しても普遍的なものであり、決して状況は変化せずに問題は残り続けている、という印象を持っているという感じですね。



一つの原因は、「男社会」が社会の潜在意識下に根強く残っていることかもしれません。



もう一つは、企業への帰属意識が希薄になっているように見えて、意外とこれも根強く残っていて、滅私奉公的な働き方を是としてしまう企業文化の会社が未だに多いこと、かもしれません。



しかし、日本人のメンタリティを持ち、激しい企業競争にさらされているビジネスパーソンは、目前の戦場しか見えません。



結局、40年前から変わっていないのは、こういう要素が変化していないことかなぁ、と思います。



変化させようとしても、企業のトップも小さな軍隊の指揮官程度で、その企業を勝ち残らせるくらいしか考えられません。



となると、猪口大臣は多少ずれているかもしれませんが、お上が政治や法律というところからルールを整備して、従わせるようにして、社会で子供を育て、未来を作るみたいな方向に強引でも持っていくしかないのかなぁ、と思ったりします。



とにかく、自分の家族の範囲で問題認識を持って行動するのが最初と思いますが、私のような目前の戦場しか見えていない軍曹クラスは、どうしていいのか、悩みは深まるばかりだったりします。



ちなみに「育児」を一緒にやるといっても、育児とは何なんだろう、なんて、そこから考え込んでしまいます。



また、色々ご指摘ください。

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