今日、飲んでて思い出したけど、そういえば、高校時代に「単純作業部」というクラブに所属していたことがあった。
当時所属していたクラブは、剣道部とワンダーフォーゲル部だったんだけど、単純作業部にも少し所属していた。
物理の先生が主宰していたが、名前の通り、「単純作業」をひたすらやる、という部。
週一回、放課後に物理室に集まると、ひたすら単純作業を行う。
部活の時間に行ってみると、練習問題のプリント用紙の山があって、そのプリントの紙をひたすらホッチキスで留めるとか、ひたすら掃除するような単純作業を行う。
最初は、なんじゃこの部は?と思っていたが、物理で有名な先生だったこともあって、何かあるだろう的に集まった人がちらほら。
簡単に言うと、色々な先生の雑用を集めておいて、週に一回こなすだけの部。
しかし、今、思うと、その部で教わったことは仕事に対する倫理観を持つのにとても役立ったなぁ、としみじみ思う。
やり始めるとわかるのだけど、単純な作業でも、早くやろう、とか、うまくやろうとか、思ってみると、沢山の工夫が必要となる。
複数種類のプリント用紙でA3あり、A4ありの紙を効率良く一冊にして、沢山の冊数を作るのは、分業したり、流れ作業のラインをその場で考えてみたりして工夫して進める。
そして、工夫してみて、手際よくプリントの山を作ることができると、しみじみとその達成感を味わう。
そんな単純作業を毎週繰り返すだけの部。
しかし、そこで学んだことは大きかったなぁ、と思う。
小さな、雑用に見えることでも、一生懸命取り組んで実現できることの達成感。
そして、どんな小さな単純なことでも、工夫して達成することの面白さ。
そんなことを一言も口に出しては教えてくれなかったけど、そんなことを何気なく教えてくれた先生は偉大だったなぁ、と今の歳にして思う。
みんな、何か華やかに見える仕事がしたいけど、実際は単純作業の繰り返しだったり、泥臭い仕事だったりする。
そんな中で、その仕事の内容を見つめて、一隅を照らす仕事が出来ることが、企業や社会においてはとても大切なことだったりする。
全ての仕事の基本って、そこにある、なんて今になって思うんだけど、なかなかそんなことを他の人に伝えるのは難しい。
でも、みんながそういう気持ちになれれば、企業も社会も、より一層幸せになれるだろう。
あの先生のように偉大なアイデアは思いつかないけど、そういうことを伝播させることをもっと意識しないとなぁ、と思ってしまった。
元気かなぁ、あの先生。。。今になって、真に感謝の念が湧いてくる。
先生の仕事そのものが一隅を照らす仕事なんだよなぁ、としみじみ思ってしまった。
※小菅俊夫先生なんですが、ググルと、かなり著書が出てきますね。。。理系に進むことも目覚めさせてくれた先生でした。
こんなことを思い出したのは、今の仕事や新人への教育等、色々あり。
当時所属していたクラブは、剣道部とワンダーフォーゲル部だったんだけど、単純作業部にも少し所属していた。
物理の先生が主宰していたが、名前の通り、「単純作業」をひたすらやる、という部。
週一回、放課後に物理室に集まると、ひたすら単純作業を行う。
部活の時間に行ってみると、練習問題のプリント用紙の山があって、そのプリントの紙をひたすらホッチキスで留めるとか、ひたすら掃除するような単純作業を行う。
最初は、なんじゃこの部は?と思っていたが、物理で有名な先生だったこともあって、何かあるだろう的に集まった人がちらほら。
簡単に言うと、色々な先生の雑用を集めておいて、週に一回こなすだけの部。
しかし、今、思うと、その部で教わったことは仕事に対する倫理観を持つのにとても役立ったなぁ、としみじみ思う。
やり始めるとわかるのだけど、単純な作業でも、早くやろう、とか、うまくやろうとか、思ってみると、沢山の工夫が必要となる。
複数種類のプリント用紙でA3あり、A4ありの紙を効率良く一冊にして、沢山の冊数を作るのは、分業したり、流れ作業のラインをその場で考えてみたりして工夫して進める。
そして、工夫してみて、手際よくプリントの山を作ることができると、しみじみとその達成感を味わう。
そんな単純作業を毎週繰り返すだけの部。
しかし、そこで学んだことは大きかったなぁ、と思う。
小さな、雑用に見えることでも、一生懸命取り組んで実現できることの達成感。
そして、どんな小さな単純なことでも、工夫して達成することの面白さ。
そんなことを一言も口に出しては教えてくれなかったけど、そんなことを何気なく教えてくれた先生は偉大だったなぁ、と今の歳にして思う。
みんな、何か華やかに見える仕事がしたいけど、実際は単純作業の繰り返しだったり、泥臭い仕事だったりする。
そんな中で、その仕事の内容を見つめて、一隅を照らす仕事が出来ることが、企業や社会においてはとても大切なことだったりする。
全ての仕事の基本って、そこにある、なんて今になって思うんだけど、なかなかそんなことを他の人に伝えるのは難しい。
でも、みんながそういう気持ちになれれば、企業も社会も、より一層幸せになれるだろう。
あの先生のように偉大なアイデアは思いつかないけど、そういうことを伝播させることをもっと意識しないとなぁ、と思ってしまった。
元気かなぁ、あの先生。。。今になって、真に感謝の念が湧いてくる。
先生の仕事そのものが一隅を照らす仕事なんだよなぁ、としみじみ思ってしまった。
※小菅俊夫先生なんですが、ググルと、かなり著書が出てきますね。。。理系に進むことも目覚めさせてくれた先生でした。
こんなことを思い出したのは、今の仕事や新人への教育等、色々あり。
ドップラー効果の授業で、ドップラーボールを
投げまくって面白かった。
そのおかげで、救急車のサイレンが聞こえる度に
ドップラー効果の授業を思い出すよ。。
懐かしいね。
現在、某都立高校の2年生なのですが、
小菅先生に物理を教わっています。
クラス担任も小菅先生です。
授業の進め方、説明の仕方など、ほかの先生方とはとても比べ物にならないくらいすごい先生です。
昔からそうだったのでしょうか?
昔から、ほかの先生方とはとても比べ物にならない凄い先生だったと思います。先生に教わって物理に目覚めて、今、日本の技術を支えているようなエンジニアや学者って沢山いるんじゃないか、と思ったりします。(当時は小菅教なんて呼ばれていた人もいましたが) 私はとくに凄く無いけど、物理の授業の一コマなんて今でも蘇りますし、ブログに書いたように物事に取り組む姿勢のようなものを教わった気がします。その姿勢も、なんだか都立っぽさがあって、そういうスタンスって卒業後20年以上経っても、自分の中にあります。
クラス担任だったことも無いので、自分は先生には覚えられていないと思うのですが、クラス担任で物理も教わっているとなると、この先、何十年経っても自分の中に生きる貴重な価値ある授業を受けていると思ってもいいと思いますよ。その時は、ちょっと毒あるかなぁ、なんて思ったりしているんですけどね。
受験頑張ってくださいね。
あと、ma=fって、相変わらずですか?
小菅教という言葉は、今でも若干残っていますよ。
あと、連絡事項とか、日直の名前とかを紙に印刷して黒板に張っているのも昔からなのでしょうか?
正式には面接試験は無かった気がします。
物理室で、質問含めてなんとなく対面で補習的になることは数多かったですね。平面黒板で対面説明で、「逆さ文字」が芸術的に得意な方で。。。
担任の先生ではなかったので、日直関連のクセはわからないです。
でわ。
確かに逆さ文字がきれいです(笑)
いろいろと教えていただいてありがとうございました。
私も単純作業部のOBです。
懐かしいですねぇ!
今思うと単純作業部って、すごいネーミングですよね。おかげさまで、今でも単純作業を楽しくやれてます。
今でも授業の途中で入室するのを禁止してるんでしょうか。当時は面と向かって言えませんでしたが、生徒には授業の途中からであろうと受ける権利がありますよと御本人に言いたいです