My Sketchbook

僕の日常生活での出来事や、社会に対する僕の意見をもっともらしくsketchしようと思います。

ネクタイと結ばれた絆

2005-08-28 22:55:35 | Weblog
僕は12:00からだと思っていたのです。
次の日のバイトが…



0:00~3:00(深夜)
 サークルの先輩と湯快爽快というお風呂に行き、0.9㎏のシェイプアップに成功。

4:00~6:00
 先輩の家でのホラー映画鑑賞会に出席。
 見たのは、韓国美少女ホラー“箪笥”。
 とりあえず意味不明でした。

6:00~
 11:00起床を目指し睡眠開始。

9:00
 バイト先の塾から
  「もう生徒さんが来て待っているのですが、今どこですか?」
 という着信アリ…
 バイトが9:00からであるという事実が9:00に発覚。

9:02
 スーツに着替え先輩の家を出発。
 ネクタイをしている時間などあるわけもなく、ネクタイと上着を手に持って全力疾走。

9:12
 駅に到着。9:15発の電車に乗ることに。

9:15
 電車が出発。
 そうだネクタイをしよう。
 …ない。

9:23
 塾の最寄の駅に到着。
 shop99でネクタイを購入。
 ここで着けさせてくださいっ。
 会計を済ますなり包装を空けネクタイを装着。

9:26
 塾に到着。
 塾長の表情を真っ先に確認。
 意外と大丈夫。
 代わりの先生が授業をやってくれたらしく、事は比較的丸く収まる。
 感謝。

しかし…
 冷静になると、ネクタイを紛失したことに気づく。
 普通のネクタイならいいんです、あきらめられるんです。
 しかし普通のネクタイじゃないんです。
 大学合格祝に買ってもらった、バーバリーの高級ネクタイなんです。
 勝負ネクタイなんです。

 僕は即座に先輩に
  「部屋にネクタイ落ちてませんか」
 というメールを送った。
   
  「ないぞ」

 あぁ…お前はいいネクタイだったよ…今まで短い間だったけどありがとう。

 睡眠時間3時間に起因される眠気と、ネクタイをなくした計り知れない凹みに打ち勝ち、なんとか業務を終了。
 僕は真っ先に帰り、ネクタイを探しに行くことに。
 まだ完全にあきらめきれてはいないのだ。

 朝来た道を、あたりを見渡しながら歩く。
 すると、やっぱり先輩の家にあるのではないかという思いが生じ、電話をする。
 
  「ないぞ」

 あぁ、やっぱりだめか。
 まったく同じのをバイト代で買おう。
 でも、デザインが同じネクタイは買えても、あいつは帰ってこないんだよな…
 と、落胆しながら歩いていると、
 …あった。
 ガードレールにかけられた、My勝負ネクタイが。
 
 ネクタイにこれほどまでの親近感を感じることが今まであっただろうか。
 いや、ない。
 ネクタイのこれほどまでの親近感を感じることがこれからの将来あるだろうか。
 いや、ないだろう。

 このネクタイとは一生を共に過ごそうと思う僕なのでした。