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僕の日常生活での出来事や、社会に対する僕の意見をもっともらしくsketchしようと思います。

高校野球問題

2005-08-24 12:24:17 | Weblog
今世間を騒がせている駒大苫小牧の暴力問題。
2連覇と言うすごすぎる偉業を成し遂げて日本中が歓喜に沸いているというのに、
それに水を差してしまいましたよね。
明徳義塾の出場辞退という暗いニュースから始まってしまった今大会ですが、
最後も後味の悪い終わり方となってしまいましたね。
 
僕は、高校野球の処分について前々から疑問を抱いてきました。
大会出場を停止または辞退するということが選手たちのためになるとは到底思えないのです。
確かに、正々堂々戦うことが目的である高校野球の大会に、悪いことをしたチームは出場できるわけがない、という考え方は分かります。
高校野球はそういうものだから、選手たちは日々言動に注意して生活しなければならない、ということですよね。

しかし、そうとうな理由がない限り、出場できないという罰は適切ではないと僕は考えるのです。
「けじめ」という意味で出場を辞退するのでしょうが、そんなきれいごとで済まされる問題ではありません。

今回出場できなかった明徳義塾の選手たち。
彼らがどれほどしんどい練習をしてきたか分かる人はまずいないでしょう。
僕も想像すらできません。
それほどの練習を彼らはやってきたと思います。
そして甲子園出場。彼らは今までがんばってきてよかった、さらに上を目指そうと考えたでしょう。
それが一瞬にして出場辞退という形で絶望へと変わるのです。
残酷すぎます。
選手も、応援しているファンも納得できるはずがありませんよね。

解決策を見つけるのは本当に難しいと思います。
球児たちが正々堂々とプレーする姿に観客は心動かされるわけですから。
問題を起こしたチームは誰も応援しないでしょう。

それでも、出場できない高校があるという現状は改善しなければならないと僕は思うのでした。