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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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●またまた「俾弥呼」(古田武彦 著)を借り出して読んでる・・・もう何度目かわからないくらい・・・
●「古代史」のほうに、「魏志倭人伝」を載せた・・・真面に全文をゆっくり読んだのは久しぶり・・・15、6年ぐらい前から古田さんの著作物を読み始めているが、当初ざっと読み飛ばしていた倭人伝・・・要所については古田さんの著作中の引用文などの解説や解釈があるので当該箇所の文面に触れることは一再ならず、暗記するぐらい読み込んではいたが・・・
●で、気付いたら、漢検1級28-3で出題された「恐惶」の類義語の“いたん”・・・これも、倭人伝に載っている・・・
「畏憚」・・・「・・・女王国自り以北には、特に一大率を置き、検察せしむ。諸国之を畏憚す。常に伊都国に治す・・・」
・当時、回答はすんなり出たけど、なぜあんなにすんなりと回答できたかと思うと、こういう文面で覚えていたからかも知れない・・・
・文例や文章中の熟語として記憶していると、ずいぶんと楽に回答できる・・・
●ちょっと前(27-3)の「恭謙」の対義語“きょうだい”もその類・・・倭人ではないが・・・以前、記事にしたとおり、
「矜大」・・・何度も読んでいる古田武彦シリーズにもよくでてくる「旧唐書・日本伝」の中にある言葉・・・
「日本国は倭国の別種なり。 其の国、日辺に在るを以て、故に日本を以て名と為す。或いは曰く「倭国自ら其の名の雅ならざるを悪み改めて日本と為す。或いは云わく「日本は旧小国、倭国の地を併す」と。其の人の入朝するは、多く自ら矜大。実を以て対えず。故に中国焉を疑う。又云わく「其の国界、東西南北各数千里。西界南界、咸大海に至る。東界北界、大山有りて限りを為す。山外即ち毛人の国」と。」
●29-1文章題の「朝宗」もその類・・・
・倭王・武の上表文(宋書・倭国伝から)中に、「・・・累葉朝宗して歳に愆(あやま)らず。・・・」なんてある。が、この「朝宗」は、もう一つの意味のほうではあるが・・・よく読んで覚えていたときに、辞書を引いて、もうひとつの意味も理解しておけばな、と反省・・・
●ということで、魏志倭人伝に戻ると、全文中、とりあえず気になった熟語を2つほど紹介・・・「市糴」は前から知っていたけど、「緝績」という熟語があることは知らなかった・・・
「緝績(シュウセキ)」 ・・・これ、過去記事にも掲載しているが・・・
「禾稲(カトウ)、紵麻(チョマ)を種(う)え、蚕桑・緝績(シュウセキ)して細紵(サイチョ)、縑緜(ケンメン)を出だす。その地には牛・馬・虎・豹・羊・鵲(ジャク)無し。兵に矛・楯・木弓を用いる。・・・」
*緝績(シュウセキ)=(大字源)糸をつむぐ。
「市糴(シテキ)」
「・・・良田無く、海物を食して自活し、船に乗りて、南北に市糴す。・・・」
「・・・田を耕せども、猶 食するに足らず。亦、南北に市糴す。・・・」
*市糴(シテキ):(大字源)穀物を買い上げる (参考)市糶(シチョウ):(大字源)市場に売り出す米
●何も漢検1級受検のために読んでるわけではなく、逆に、もう一つの趣味である古代史をよく理解するため(文献などを読むため)に漢字も勉強しているというのが正しいのだが、ま、こういう趣味があると相乗効果で、漢検1級受検もやりやすいのは確かだ・・・。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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●またまた「俾弥呼」(古田武彦 著)を借り出して読んでる・・・もう何度目かわからないくらい・・・
●「古代史」のほうに、「魏志倭人伝」を載せた・・・真面に全文をゆっくり読んだのは久しぶり・・・15、6年ぐらい前から古田さんの著作物を読み始めているが、当初ざっと読み飛ばしていた倭人伝・・・要所については古田さんの著作中の引用文などの解説や解釈があるので当該箇所の文面に触れることは一再ならず、暗記するぐらい読み込んではいたが・・・
●で、気付いたら、漢検1級28-3で出題された「恐惶」の類義語の“いたん”・・・これも、倭人伝に載っている・・・
「畏憚」・・・「・・・女王国自り以北には、特に一大率を置き、検察せしむ。諸国之を畏憚す。常に伊都国に治す・・・」
・当時、回答はすんなり出たけど、なぜあんなにすんなりと回答できたかと思うと、こういう文面で覚えていたからかも知れない・・・
・文例や文章中の熟語として記憶していると、ずいぶんと楽に回答できる・・・
●ちょっと前(27-3)の「恭謙」の対義語“きょうだい”もその類・・・倭人ではないが・・・以前、記事にしたとおり、
「矜大」・・・何度も読んでいる古田武彦シリーズにもよくでてくる「旧唐書・日本伝」の中にある言葉・・・
「日本国は倭国の別種なり。 其の国、日辺に在るを以て、故に日本を以て名と為す。或いは曰く「倭国自ら其の名の雅ならざるを悪み改めて日本と為す。或いは云わく「日本は旧小国、倭国の地を併す」と。其の人の入朝するは、多く自ら矜大。実を以て対えず。故に中国焉を疑う。又云わく「其の国界、東西南北各数千里。西界南界、咸大海に至る。東界北界、大山有りて限りを為す。山外即ち毛人の国」と。」
●29-1文章題の「朝宗」もその類・・・
・倭王・武の上表文(宋書・倭国伝から)中に、「・・・累葉朝宗して歳に愆(あやま)らず。・・・」なんてある。が、この「朝宗」は、もう一つの意味のほうではあるが・・・よく読んで覚えていたときに、辞書を引いて、もうひとつの意味も理解しておけばな、と反省・・・
●ということで、魏志倭人伝に戻ると、全文中、とりあえず気になった熟語を2つほど紹介・・・「市糴」は前から知っていたけど、「緝績」という熟語があることは知らなかった・・・
「緝績(シュウセキ)」 ・・・これ、過去記事にも掲載しているが・・・
「禾稲(カトウ)、紵麻(チョマ)を種(う)え、蚕桑・緝績(シュウセキ)して細紵(サイチョ)、縑緜(ケンメン)を出だす。その地には牛・馬・虎・豹・羊・鵲(ジャク)無し。兵に矛・楯・木弓を用いる。・・・」
*緝績(シュウセキ)=(大字源)糸をつむぐ。
「市糴(シテキ)」
「・・・良田無く、海物を食して自活し、船に乗りて、南北に市糴す。・・・」
「・・・田を耕せども、猶 食するに足らず。亦、南北に市糴す。・・・」
*市糴(シテキ):(大字源)穀物を買い上げる (参考)市糶(シチョウ):(大字源)市場に売り出す米
●何も漢検1級受検のために読んでるわけではなく、逆に、もう一つの趣味である古代史をよく理解するため(文献などを読むため)に漢字も勉強しているというのが正しいのだが、ま、こういう趣味があると相乗効果で、漢検1級受検もやりやすいのは確かだ・・・。
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