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出版企画書で大切なこと。それは、企画の「つかみ」を伝えること

2017-06-10 01:01:18 | Weblog

前回、6月9日のブログで、

多くの方(というか、ほとんどすべての方)が、

出版企画書の目的を誤って、

暗黙のうちにこうとらえている、とお話しました。



「企画の内容を『正確』かつ『詳細』に伝えること」と。



その結果、どのようなことが起こるのか?
企画書の分量が多くなってしまうのです。

分量が多くなれば、当然のことながらピントがぼやけてしまいます。



多忙な編集者にそんな企画書を見せたら、

それだけで致命傷になりかねません。



企画の内容にもよりますが、

企画書は「A4」サイズ1枚にまとめることが大切です。



しかし、「企画の内容を『正確』かつ『詳細』に書こうとしたら」、

「A4」サイズ1枚にまとめるのは困難です。



では、どうするのか?



それはズバリ、

企画の「つかみ」をとらえて、それを企画書に反映させることです。


企画の「つかみ」というのは、


「企画の核心部分(もしくは象徴するような事柄)を端的に表現したもの」

です。


このように言っても、ちょっとピンとこないかもしれませんね。

そこで、事例をあげますので、

それを参考にしていただけたら幸いです。




【女性が営業で成功するためのノウハウ本企画の例】


「女性が営業で成功するためのノウハウ」を本にしたいという塾生がおりました。

そこで、成功するためのポイントを尋ねたのですが、

「容姿」「マナー」「言葉づかい」など色々なことをあげてきました。

たしかに、そのとおりなのかもしれませんが、

それらをすべて企画書に書いたら、

編集者の頭の中を素通りしてしまいます。


つまり、

「企画の内容を『正確』かつ『詳細』に書こうとしてもうまくいかない」

ということです。



そこで、根気強く何度もメールでやり取りしていったのですが、

そのうち、ついに、こんなことを言ってきました。



「畑田さん、

実は、女性が営業で成功するためには『根拠のない自信』が大切なんです」と。



これが彼女の本音だったのです。



しかし、「そんなことを言ったらバカにされるのではないか」

という思いが邪魔をし、

私になかなか話せませんでした。



私はこの一言を聞いた瞬間に、

「これだ!」と感じました。


そこで『根拠のない自信』を前面に出した企画書を作成したところ、

それが企画の「つかみ」となって、編集者との面談が実現し、

企画が採用されました。

(第2弾、第3弾の企画も採用され、出版を果たしています)





このように、出版企画書を作成する際には、

企画の「つかみ」を把握し、それを企画書に反映させるとよいのです。


私はこれまで多くの著者(塾生)に出会ってきました。

そして、こうした事例に、それこそたくさん、たくさん、たーくさん接してきました。



フォーマット主義にとらわれて、

「企画の内容を『正確』かつ『詳細』に書こうとしたら」、

「企画の背景」だの「類書との違い」だの「読者ターゲット」など、

書かなくてよいことまで書くことになり、

企画の核心部分の魅力がぼやけて見えにくくなってしまいます。

ましてや、「つかみ」に至る前に企画書にまとめようとしたら、

ほとんど何の魅力もない企画に「見えて」しまうものです。


これでは、編集者に

「会ってみたい」

と思ってもらえません。


こうして多くの企画が、日の目を見る前に、

世の中から消えていきます。


とても残念でなりません。


次回は、

フォーマット主義に潜む、

「もう1つ大きな欠点」についてお話したいと思います。


本当のことを言いますと、

この点は話しづらいことなのですが、

出版希望者にとってはとても大切なことなので、

あえて勇気をもってお話することにいたします。



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