高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

高槻森林観光センター

2005-10-10 | 農業・食育・食文化について

 今回、リニューアルするセンターの料理監修をさせて頂きました。
地場の多彩の食材を使った里山料理の一汁三菜です。
 場所はJR高槻駅から6号線を亀岡に向かって車で20分ほどのところにある高槻森林観光センター内にある里山おもてなしレストラン「ささゆりの里」というところです。
 以前はバーべキューが売りだったのですが、最近はコンロやテントなども廉価で売られているのでわざわざこの施設に足を運んでまで、という感じになってきたそうです。そこで、何か新しい料理をメインに据えたいということになり、私に声が掛かりました。
 そもそも私に声が掛かったきっかけの1つが、以前に作った浪速野菜の松花堂弁当で、その話をたまたま聞いた方が1度やってみませんかと話を私に持ってきてくださったのです。
 契約前に1度施設を下見し、センターの方にいろいろとお話を聞き、引き受けることにしました。ただの料理アドバイザーならお断りすることも考えたのですが、このセンターには多くの素晴らしい食材が集まります。亀岡や能勢など、こだわりのある生産者さんが多くおられるところから近く、新鮮な野菜が入手できること。センターの関連から良質の山の幸(キノコやいのししなど)が集まるなど、都市では非常に難しいことが、ここでは実現してしまうのです。この里山レストランの料理や体験を通じて、少しでも大阪近郊で作られる野菜に関心をもってもらえたらと思っています。
 料理の内容は、こだわりの食材を使った一汁三菜です。有機野菜や浪速伝統野菜を小鍋や炭火焼、田楽などで楽しんでもらえるようにしました。シンプルですが、自然に囲まれて野菜本来の味わいを楽しんでもらえるように心がけました。食材のほとんどが野菜で他にも寒天や胡麻など、体にやさしい料理になったんじゃないかなと思っています。
 
 他のもこのセンター内には天然の温泉や木製の遊具、朝市もあります。朝市ではこのセンター近郊の選りすぐりの野菜が廉価で売られていますので、家に持ち帰って食べ比べも面白いかもしれませんね。
 フォトアルバムに画像もアップしておりますので、一度ご覧になってください。
 
 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする