湘南ファイブ通信

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―藤沢市長選挙で海老根市長を変えたいなら、市職労の皆さんに望むことー 

2012-01-17 10:14:55 | 時事問題
―藤沢市長選挙ー

市職労の皆さんが、真に、海老根市長を変えたいなら、
   独自候補擁立ではなく、共同して市長選を取組むべき  
  


藤沢市職員労働組合は1月12日、2月の市長選に於いて「三野氏」の推薦を決めたと組合の機関紙で報じた。今回の決定は、役所の職員の中からも「海老根市政ではダメだ、変えなければならない」と言う声が、役所内外に広がっていることを示している。

しかし、市職労が「三野氏」を独自候補として擁立することが、はたして海老根市政を変える上で適切であるか、疑問である。地域連合内部からも、三野氏の市長候補推薦に当たっては、教科書改訂推進の日本会議役員である三野氏推薦に湘南教組等から難色がしめされたという。また、三野氏が所属している議会会派まで彼女を推さないと言うのに、一体、どうしてこのような人物に藤沢市職労が、組合として肩入れするのか不可解である。

世間を騒がせた違法な火災報知器取り外しバーベキュー事件では市職労が海老根市長の責任をどのように追求したのか。また、法外な高値で購入した善行土地問題についても、組合として、税金の無駄遣いについてどのように抗議したのか。(3000万の土地を1億800万円で買う)。また、海老根市長のトップダウンのワンマン行政に、組合としてどのように闘ってきたのか。市民にはわからない。これらの問題について、組合が団交をやったり、多くの市民に実情を知らせたりするのが、本来の組合の日常的な運動であるハズなのに、これまで市長選についてほとんど係わりを持たなかった市職労が、突然、市長選に係わり、独自候補擁立を発表するのは、極めて唐突で在り、不可解である。しかも、擁立しようという独自候補者が、女性とは言え、海老根市長とも軌を一にする積極的改憲派の闘士である三野氏を、をである。       

今、議会の多くの政党や会派、多くの市民が、海老根市政を変えなければならないという共同目標に向け、候補者擁立を自粛したり見送ったりする中で、今回の市職労による独自候補擁立が、反海老根勢力を分断し、海老根市長再選に利する行為であってはならない。今回の市職労の独自候補擁立が、市の職員全体の総意なのか、一部組合幹部の独断よるものなのか、あるいは現職海老根市長の再選を利する行為なのか、藤沢市職労の組合員のみなさんが、全市民の立場に立って、真に海老根市長を変えるのに、単独で市長選を戦う事が良いのか、共同して市長選をとり組むことが良いのか、三野氏が適切なのか、良識を発揮されるよう期待したい。


ー市職労として、三野氏擁立を報ずる組合ビラー