奈良医科大学が新校舎をほぼ完成させて、今季の1年生から順次移転していくそうだ
ところで今井町町並み保存会の会長当時、伊藤学長の赴任と同じくして医大とは急接近した
今井町の保存の生命線は、古民家集落の保存がまず第1で、新建材の登場に合わせて新しい建築ブームが全国に広がってきた風潮をどうして今井町に入れないようにするかだ
自身も近鉄グループの沿線開発の名のもとに新駅をセットにした新興住宅地、団地の育成に沸いていた
そんな中で古い町並みを保存していても到底勝ち目はない
でも、保存していかなくてはいけない!
1,町にはこれまでの運動を通じて町並み保存としての自覚は行き渡っているが、補助金制度があるから不承不承だが保存しているけどという声が多い
2,段差が多い家ではしんどい!
3自動車も通れないような町は不便だし、入ってきた車は道が狭いので危ない、
4,観光客がたくさん来てやかましいし、表を開けていたら黙って入ってきたりするマナーが悪い
といった不満の声が多い
行政からも自治会の会長を集めて子どもがつまずきけがをしないように、障碍者が不自由しないようにとバリアフリー運動を推進して町から段差をなくす活動を始めた
私の反論が始まった
バリアフリーで段差をなくして足腰、反射神経鈍らせて、稼いだお金でスポーツジムに通う矛盾に気づいてください
段差は子供に反射神経を養わせて、年寄りには足腰を鍛えるいい道具になります
医科大学の伊藤学長と対話して今井町は予防医学の宝庫なので、大学でも対処医学に予防医学の割合を多く加味していただき、今井町を活用していただきたいと要望した
その活動は
いろいろな医学実験のモデラーに町の人が協力、
お寺で着物でジャズと医学
医科大学祭の白橿生祭への参加
などの成果が見えてきています
今年の今井町並み散歩でも10名の学生たちがテントの設営から茶行列への参加などで町の人たちと共同作業をしてくれた
そんな若者たちが毎年医者になって社会に飛び出していくのだが、お世話になったリーダーたちとはFBなどでつながりを続け、時々今井町に帰ってきてくれます
私の賃貸マンション「ドルチェ今井」で開業して私の死に目を見てくれやと言ったりしています
こんな会話を続けていたら現実になる可能性は高いのです