豆日記

小豆原一朗の日記

ライブスケジュール&『ぱくぱくぱく』全曲解説

2023年11月30日 | 豆日記

バンドのホームページも出来て、

MVも公開され、

弾き語りワンマンもやり、

新譜や新グッズも出て、

4周年ワンマン発表もされ、

新譜ツアー出て、

怒涛の11月だった。

非常に濃い1ヶ月だった。新譜やMVの評判が良いのが嬉しい。
あと、クオーツ星『おい!音楽!』やソロの作品たちもサブスク解禁された。
今聴くと恥ずかしい部分もあるけど、それも人の歴史と言うことで、この機会に是非。
お知らせはそんなもんかな。忘れてないかな。ツアーで忘れ物はしたけどな。

そんなんで、もう40歳。

清々しいほどに何ひとつ変わってない。
大事なのはどう生きるか、だと思うのです。

以下、ライブスケジュールです。

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●12/2(土)仙台spaceZero
ハシグチカナデリヤ-地雷ラライブtour 2023 winter仙台編-

ハシグチカナデリヤ
Pomodolo
MANAMI
クオーツ星
開場17:30/開演18:00
¥3000(ドリンク代別)
ご予約はこちら

●12/8(金)優勝酒場ノーユーノーミー 天国より愛を込めて210 まほうのやりかた
※21:00出演
モロボシキルオ
サトチエ
小豆原一朗
新世界ホシヲ
開場19:00/開演19:30 charge 2,500(+1d)
ノユノミツイキャス配信有

●12/9(土)名古屋ローリングマン
ハクイダイスケ
ファズモトフィロユキ
登山正文
小豆原一朗
刹澤尚志
開場18:30/開演19:00
前売3,000円(+1D)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●12/17(日)豪徳寺leafroom「第7回leaf room音楽祭」

りさボルト&Hys
聞間拓
戸田大地
はらあやの
土佐拓也
玉梶かずや
小豆原一朗
RYOJIROCK
佳納子
ターキーのぶと
あおしぐれ
黒谷ギューン
山岡トモタケ

ご予約はこちら

●12/20(水)吉祥寺Planet K「PK BandWagon」
ycm
ホピーハイボ
クオーツ星
東京カメレオン
WackMon
開場18:30/開演19:00
前売¥2,500(+1D)/当日¥3,000 (+1D)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp


●12月25日(月)池袋Adm「終わってるおっさんのクリスマス2023」

開場17:30/開演18:00

前売¥2500+1D/当日¥3000+1D

▶飲み放題:¥2000(オープンから終演まで)

▶食べ物持ち込み自由、大歓迎

▶終演後プレゼント交換会あり



●12月28日(木)新宿紅布※21:15出演
クオーツ星
ジオラマアパート
おーたけ@じぇーむず
マンゲーズ
開場18:30/開演19:00
前売2800円(+1D)/当日¥3300(+1D)

ご予約はこちら

NICE AGE

NICE AGE

開催日:2023年12月28日(木) 出演:クオーツ星 ジオラマアパート おーたけ@じぇーむず マンゲーズ 会場:redcloth 紅布 レッドクロス 2023年12月28日(木)新宿レッドクロス「NI...

TIGET

●12/31(日)「Admさん魂のCOUNTDOWN LIVE」 5日目

助っ人集団☆ジャイアンツ(COUNTDOWN)
プピリットパロ
銀幕一楼とTIMECAFE
ハシグチカナデリヤ
クオーツ星
淀川パリジェンヌ
Myベストテープ
ディスペード
ザ・ルーディー
Jimisen
CHAMPAN CALL
すごいバンド名にしたかった。
leroy
and more…
開場17:30/開演18:00 (オールナイト公演)
前売¥3000+1Drink/当日¥3500+1Drink
5日間通し券:¥13,000+Drink
e+プレオーダー


●2024年3月3日(日)吉祥寺PLANET K
クオーツ星 ONEMAN LIVE 「4周年の星」
開場18:30/開演19:00
前売3,000円(+1d) 当日3,500円(+1d)
eプラスはこちら
バンド予約 toumeinotuki@yahoo.co.jp
※入場順eプラス→バンド予約

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2nd mini album『ぱくぱくぱく 』

1.変身
2.あーんがーるず
3.RAIN
4.なにさまめせん
5.黄昏にキャッチボールを
6.本当の国
7.グレープフルーツサワー
2,000円(税込)
通販 送料800円

リリース記念で
全曲解説といきましょう。


1「変身」(難易度★★)

この曲は前作『おい!音楽!』を出して、すぐに作った曲。
レコーディング費やMVとグッズの製作費で本当に残高3,009円になった。
毎回リリース関連での振り込みは震えるよね。
と言うわけで、半分実話、半分フィクションの歌詞。

バンドでライブやってくごとに成長していった曲だと思う。
もうライブで定番曲だけど、バンドアレンジは結構大変だった思い出。
サビで分かりやすくピーク!とは違う、今までにないアプローチの曲が出来たと思う。
この曲の肝となる手拍子なんかは最初なかったし、ギターワークもレコーディング前に変えた。
当初あの手拍子が難しくて苦戦してたお客さんも今では慣れたもんで、我々の教育が行き届いた証拠!

音源の手拍子は僕が録音したプリプロ のものがそのまま使われた。
エンジニア曰く「この雑な感じが良い」とのことで…褒められてんのか!どうなんだい!?
手拍子には黒谷ギューン(Boiler陸亀)が参加してる。

10月手前までは、これでMV行くつもりだった。


2「あーんがーるず」(難易度★★)

バンド的には正直「まあまあの出来かな!」って程度だった。
この曲を披露した途端、予想外に反応良かった。良すぎて次のアルバムの推し曲が分からなくなった。
信用できるミュージシャンからも反応良くて「あ、MVにしよう」となったわけで。

振り返ってみれば「アダムと僕」の時もそんなんだった。
時にバンド側の手応えよりもお客さんやミュージシャン仲間の反応の方が信用出来たりするもので。
今となってはこの判断で良かったと思う。

この曲を作ったきっかけは
MVに出演してくれた福島のシンガー、MANAMIちゃん。
「お菓子が大好きな女の子の歌を作って下さい」と言われた。

結果、
お菓子の好きな女子、女を食ってる浮気彼氏、音楽をパクってるミュージシャン
と言うトリプルミーニングの歌となった。
分かってるけど、抗えない…誰しも一度や二度はあるよね

弾き語りは今年の早い段階でやってたけど、バンドにデモを送る段階でコーラスワークや冒頭のキメ等、大味なフックを付け加えた。
ニッタパンから「意味わからないアレンジ!」とつっこまれたが、実際意味分からないの狙ったんで狙い通り。
あと、「この曲に繊細さとか一切必要ないから!」とメンバーにも伝えて、思い切りのいい曲になった。
非常に分かりやすくもあり、ちゃんとエグい所もある。

このコーラスは僕が録音したプリプロ のものがそのまま使われた。
エンジニア曰く「この雑な感じが良い」とのことで…褒められてんのか!どうなんだい!?
黒谷ギューンが声で参加してる。


3「RAIN」(難易度★)

この曲は池袋Admのイベント「無菌GIG」で作ったもの。
お客さんから曲のお題をもらって短期間で曲作るイベント。
ちなみに前作『おい!音楽!』収録曲は大半がこれのお陰。

「これから新しい生活を送る人の背中を押してくれるような春の歌」というのがお題だった。
自分の中で応援ソングって未知の領域で、チャレンジングな作詞だった。

バンドアレンジは今までになくシンプル。
メンバーともその方向性は共有してて「こんなもんでいいの?」を良い意味で突き詰めていった。
前作を作った時にエンジニアの川端さんから「まめくんの曲って簡単な曲ないよね。そういう曲あっても良いと思うんだよな」と言われ、それが頭の片隅にあったのかもしれない。
良い意味でクオーツ星っぽくない、ストレートな歌になった。
とはいえ、サビ前のフックとか、ボーカル難いけどねぇ...

そんなアレンジが許せたのもメロディーの強さがあってこそかな、と思う(自画自賛)


4「なにさまめせん」(難易度★★★)

この曲も「無菌GIG」で生まれたもの。

「対バンをディスって下さい。タイトルの中に「まめ」という言葉も入れて欲しい」

という、なかなか痺れるお題だった。

こんなに誰かをディスってる歌作ったことなかったけど、
「まめさんらしい!」「本音って感じする」「やっと腹の底を見せましたね!」
などと散々な言われよう。まあ…評判は良かったよね…(複雑)

色んな「〇〇様」を歌詞にふんだんに入れた。
「あからさま」って漢字で書くと「明白」って書くのも初めて知った。勉強になるねぇ

サウンド的には分かりやすいロックで。
「アダムと僕」の延長線上にあるイメージ。
ニッタパン、今作のために苦手なスラップ練習頑張ったみたいです。

レコーディング最終日、メンバーの声入れ楽しかったなあ。トニーは多才。
ネタをふんだんに入れ込んだ遊び曲となった。
あの、繰り返すけど、マジでディスってないから!


5「黄昏にキャッチボールを」(難易度★★)

この曲は今年の初めに父親が亡くなって、実家から帰ってすぐ出来た。
父親とよくキャッチボールしてたなーって思い出から作った。
最終的には父子を微塵も感じないものになったけど…作曲ってそんなもんよね

浮遊感もありつつ、ガッツリとした歌もの。
今作は前作以上にメロディーを大切にしてる。
「愛してる 嫌い 好きだ」を合唱にしたのはエンジニア川端さんのアイデア。
そして、曲中の女性のセリフを入れるアイデアも川端さん。

川端さんはよく
「ハマるかわかんないんだけど…」
と大胆な角度でアイデア放り込んでくる。

途中に入ってる声、言わなきゃ絶対に気づかないけど、黒谷ギューンです。
しかも録音はスマホのボイスメモ。いやー、最近のi Phoneすげえし、全然違う音質のものを自然と紛れ込ませるエンジニアの腕もすげえ。
ちなみに「あーんがーるず」の冒頭の「ぱくぱくぱく」もi Phoneで録ってもらった。だって川端さん急にアイデアふるんだもん。
「そんな都合よく女性コーラス急遽用意出来んわ」と思ってたら
すぐ対応してくれた黒谷ギューンに拍手ー。

耳をすますと、サビの裏でガットギター頑張ってます。私。


6「本当の国」(難易度★★★★★)

これは今年の夏、特殊な弾き語りワンマンした時に作ったもの。
「メイドフォーユー」と題して、お客さんから曲のお題をもらって作るという…つまり「1人無菌GIG」

全部で15曲作って、そのどれもが気に入ってる。
今作の最後にバンドで完成させた曲で、メンバーに「メイドフォーユー」の数曲聴いてもらって
その中から収録曲のどれともかぶってないこの曲が選ばれた。

「"ペラペラの男の子"のような物語調の曲を作って下さい」とのお題から出来た。

公園を散歩しながら曲の構想を練り上げてる時、
人だかりの中、ゾウガメを連れて公園を練り歩いてるおじさんを見て
「亀が出てくる物語を作ろう!」となった。
このタイミングでゴキブリ見てたらゴキブリの曲になってたかもしれん。
ありがとう、ゾウガメを連れたおじさん。

内容について、あれこれは語りませんが、
「伏線回収」という技がバッチリハマりました。

朗読も川端さんとリズムのハメ方を一緒に作ったりして、今までのポエトリー楽曲からさらに進化した感はある。

音色も他の曲に比べて、全然違うものになっており、非常に音源映えする曲が出来たなーと思ってる次第。
演奏も劇みたいで難しいし、割と歌詞も長いし、ライブには向いてないかなーと思ってたけど、
今回のツアー、一番食いつきが良い曲になりました。

自分で言うのもあれだけど、これ弾きながら、歌や朗読するのえぐい。


7「グレープフルーツサワー」(難易度★★★★)

この曲は去年、アイドルグループsommeil sommeilに楽曲提供する中で候補に上がってた曲。
だから、主役は20代前半の女性。

キャッチーでノリも良い「メタモルフォーゼプール」が選ばれたんだけど、
個人的にはこっちの方が思い入れ強かったので、バンドでやった。

結果、非常にスリーピースっぽい曲で、クオーツ星にバッチリハマった楽曲だった。
アップテンポの曲が多い今作の中で、重めのバラード曲で締めれたのは我ながら素敵。
「本当の国」が終わって「遠い遠い国からの〜」と始まる繋がりが好き。

ギター重ねはガットギターを使用。

レコーディングの最後までBPMの議論をしたし、Aメロとサビのノリ出すのに非常に神経使う。
ライブで沢山やってきたけど、まだまだ進化していけそうな曲。

言うまでもなくAメロのギターフレーズ弾きながら歌うの、えぐいと言うのもアピールです。



以上、ざっくりですが全曲解説でした。

速い曲も多かったりアルバム通してみると30分なかったりして、
気づけば「スルッと」聴けちゃうアルバム。
前作が7曲とはいえ、割と重い印象のアルバムだったので今回はさっぱりしたかったのかも。

アルバム作る前から次回作は「淡い」「スッキリ」と言うテーマは漠然とあって。
音は意識的にスカスカにしたし、そのお陰で一音一音の存在感が増したと思う。
ジャケ担当のハルくんには「薄いピンク」と言うアルバムカラーを早めに伝えてたりした。

何度でもおかわりできるし、胃もたれもしない、そんなアルバム
『ぱくぱくぱく』です。愛おしい音源ですのでよろしくお願いします。

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