先日料理をしていて、ニンジンを輪切りにしようと包丁を立てて
切り下ろそうと力を入れたら
「ポロッ」
と刃が真っ二つに折れました。
セラミックの包丁の刃です。
セラミックだから長持ちすると思って買ったのに。
研がなくても切れ味が持続すると書いてあったから買ったのに。
あぁ・・・なぜ?
買ってからまだ2年経ってません。
思い出すこと一年半前、ニ○リの包丁売り場でどれにしようか見ていたら
白い包丁が真っ先に目に入りました。
「セラミックか・・・」
セラミックの刃物というものを始めて知ったのは20年ほど前だったか
ナウシカをテレビで見ていたときのこと、オームの抜けガラの透明の
ドームを切り取ろうとしてナウシカが腰から取り出したのが「セラミックのナイフ」
でした。「セラミックの刃がたたない」とかそんなセリフでした。
わざわざそんなことを言うということは、それだけ強力な刃ということなんだろうなと
子供心に思ったものでした。でも、当時セラミックがどんなものか良く知らなかったし
セラミックのナイフや包丁も身近に無かったので未来の素材という凄いイメージを
子供心に持ったものでした。
それが今、目の前にある。
「ちょっと高いけど買おうかな」
そう思いながらも、いくつかの疑問が脳裏をよぎりました。
「セラミックって言ってみれば陶器だよな?だから凄い硬いんだろうけど
硬い=脆いってことじゃね?折れたりしないかな?」
「切れ味が鈍らなくても折れたら意味無いよな」
「安いステンレスの包丁をどんどん買い換えたほうが賢くない?」
などなど。
でも、結局
「細かいことはいいや。何よりカッコいいし♪」
という結論に至り購入となりました。
そして使ってみると切れる切れる。
買って良かったと思いました。
ただ、ステンレスの包丁と比べての違いはよくわからなかったけど。
そうやって使っているうちに、刃の柄に近い手前の部分がまな板からはみ出して
ステンレスのシンクの手前の盛り上がり部分に当たってそのとき少し欠けました。
「あぁ、やっぱり陶器なんだな衝撃には弱いんだ。
ステンレスならこうはならなかったろうにな」
そして、このダメージが先日の折損につながったかもしれません。
折れる時は本当にあっけなく逝きましたから。
ホトンド力を入れていない状態でポロっと。
直前までに折れかかっていたかもしれません。
保証書も無いし、一年以上たっているし。
ただ、この手のものって、永久保障しているのが多いです。
ダメもとでメーカーにメールしました。
新品に換えてくれたらいいなぁ。