双子の育児日記 in U.S.A.

アメリカバージニア州で、2004年生まれの男女の双子、モモちゃんとさん太の子育てをしています。

回文

2008-10-29 00:10:31 | 育児日記
今日は風が強くて寒い!

友人から、お下がりだけど未使用で頂いた幼児向けワークをやっていたら、「上から読んでも下から読んでも同じになる文章」というのが出てきた。例えば「わたしまけましたわ」とか「たけやぶやけた」とか、双子は面白がって、上から読んだり下から読んだり。で、「自分でも文章を作ってみましょう」と書かれていたので、モモちゃんが作った文章は「トマト!」文章じゃないじゃん・・・。するとさん太が「ワーッ!トマトは?」うーん、4歳にしては上出来。

さん太に「『普通』って何?」と質問された。う~~~~~ん。4歳児にどうやって説明したらいいものか。「特別じゃないってことだよ」と返事したら、「『特別』って何?」と聞かれた。え~っと・・・。ふっ、普通じゃないこと?

マラソンと体操教室

2008-10-28 00:07:23 | 育児以外の日記
昨日は、雨も上がっていいお天気。だんなは、DCで行われたMarine Corps Marathonに参加した。

だんなは朝4時半に起きて会場に向かったけど、私たちは後から起きて、8時半に家を出た。さん太の大好きな地下鉄に乗り、バージニアのCrystal Cityという駅で降りて、道端で応援した。マラソン・コースは、バージニア側でスタートし、ポトマック川を渡ってワシントンDCへ入り、ジョージタウンからモール、議会議事堂を周ってまたバージニアへ戻り、Crystal Cityを周って、硫黄島メモリアルがゴール。

Crystal Cityでは、約1時間ほど待って、ほぼ予定通りにだんなが通過した後は、また地下鉄に乗って硫黄島メモリアルのあるロズリンまで乗って、ゴールで出迎えるはずが・・・、ロズリンの駅で電車を出たとたんに、ホームに人があふれ、一歩も動かない。何があったのかと近くの人に聞いてみたら、どうやらエスカレーターの故障で外に出られないらしい。

後から電車がまたやってきたけれど、人が降りられないので、ドアが開かず、しばらく立ち往生。駅に入ってくる人をすべて止めて、下りエスカレーターを上りに切り替え、ようやく動き出したけど、駅を出るまでに20分もかかってしまい、だんなはとっくにゴールしてしまっていた。

みんなパシャパシャと写真を撮っているので、誰か有名人でもいるのかと思ったら、単にこのすごい人ごみを撮影しているだけのようだった。面白いので、私も撮ってみたけど、フラッシュたいてもうまく撮影できなくって残念。

だんなは、ゴールした人がもらえる立派なメダルをもらい、さん太に、これをプリスクールのShow & Tell(おもちゃなどの品物を教室に持っていって、みんなに見せながら、それについて何かを話す)に持って行けとそそのかしていた。幼稚園児に自慢してどうする。

双子のスイミングは、約1ヶ月で挫折。二人とも行くのを嫌がり、プールではブルブルガタガタ震えて先生の話もろくに聞かないので、しばらく休むことにした。で、Little Gymに逆戻り。二人とも、Little Gymがいい!というので、先週登録してきた。学期の途中からでも入れるので。ただし、来年は3月ごろ日本へ2ヶ月ほど里帰りの予定なので、今学期だけの登録だから、ほんの2ヶ月ちょっとしか通えないんだけど。ま、これから寒くなって外でなかなか体を動かせないので、体操教室でちょっとエネルギーを発散させないと。

かみ合わない母子の会話

2008-10-25 14:13:39 | 双子語録
かみ合わない母子の会話

「あ、明日パン作らなきゃ」
モモちゃん 「『クラ』って何?」
「「ん?『クラ』じゃなくて、『作らなきゃ』って言ったんだよ」
モモちゃん「え~っ。パンツはクラフトじゃないよ。」
「「???」
モモちゃん「パンツは作れないよ」

モモちゃんは、「パンツ くらなきゃ」だと思ったのでした。

そういえば、「パン作った」→「パンツ食った」なんていうだじゃれがあったなあ。

遠足

2008-10-25 14:09:11 | 日本語プリスクール
先週の金曜日は、日本語プリスクールで近くの農場に遠足に行った。秋になると、あちこちの農場でかぼちゃをテーマにしたパンプキンパッチというのをやる。先日行ったかぼちゃ畑のような、Hayride(トラクターに引かせた車に乗って農場を回る)とか、大きな滑り台とか、干草の山で遊ぶとか、コンサートをやったりする場合もある。

天気も良く、他の学校の遠足の団体なんかもたくさんいて、平日だけどたくさんの人で賑わっていた。年に一度、たった1ヶ月ほどの期間限定なので、自然と人も多くなる。

Hayrideは、宇宙人の格好をしたスタッフに、双子は怖気づいてしまい、モモちゃんは最後に真っ暗の建物の中(お化け屋敷みたいに飾り付けをしてある)に入ったときに泣き出してしまった。中では楽しい音楽ときれいなライトが点滅していたんだけど、モモちゃんには刺激が強すぎたみたい。

他のアトラクションは、二人ともとても楽しんでいた。下の写真は、コンテストで優勝したデカかぼちゃ。


お土産に、ちいさなかぼちゃを一人一個ずつもらって帰ってきた。これで、家のかぼちゃは合計7個になってしまった。

帰ってきてから、怖がっていたはずの宇宙人がよほど印象に残っていたのか、さん太は色紙でこんなものを作った。↓


ピンクで目がひとつしかないのが宇宙人、黒くて眼が二つあるのが宇宙飛行士、その横の細長いのはロケット。おまけで、モモちゃんも作ってみた。リボンをつけた火星人かと思ったら、タコだった。

童話の朗読サイト

2008-10-18 22:41:03 | 育児以外の日記
最近、車の中で、同じ童謡のCDばかりを繰り返し流すのにも飽きてきたので、童話の朗読サイトを見つけて、MP3ファイルをダウンロードし、それをCDに焼いて、車のCDプレイヤーで聴いている。これが、双子にも受けていて、二人とも熱心に聞き入り、セリフを覚え、二人でしゃべったりしている。

使用されている童話は、主に青空文庫(著作権の切れた過去の名作をウェブ上で無料で読めるサイト)に掲載されているものなので、かなり古いものばかり。中でも双子のお気に入りは、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」実は、このお話は、私も宮沢賢治の童話の中では一番好きなお話なので、私も一緒に楽しんでいる。山猫とどんぐりがとってもかわいらしい。

この童話のおかげで、二人はもはや現代日本では使われていない古い日本語を覚えてしまった。「馬車別当」とか「尋常(小学校)」とか、「一升」とか。「別当」なんて言葉、私だって知らなかった。思わずヤフー辞書で調べてしまった。

この他にも、「てぶくろを買いに」とか「眠れる森の姫」とか「長靴を履いた猫」とか「銀河鉄道の夜」とか、過去の名作がたくさん。その中の一つ、「金の首飾り」(小野浩 作)と言う童話は、クリスマスの夜にサンタクロースが女の子の家を訪れてプレゼントを置いていくというもの。

私は、サンタクロースが日本に入ってきたのは、戦後、それも高度経済成長期のあたりだと思っていたのだけど、それだとつじつまが合わない。青空文庫の作品は、著作権が切れた作品を主に扱っており、著作権が切れるのは、作者が亡くなってから50年とされている。一体、この作品はどれくらい前にかかれたものなのだろうと思って青空文庫を調べてみたら、1928年、今から80年も前に書かれたものだった。私の両親もまだ生まれていない。

そこで、サンタクロースが日本に入ってきたのはいつごろのことだろうと思ってウィキペディアで調べてみたら、なんと1914年には、すでに「子供之友」と言う雑誌に、現代のサンタクロースと同じように赤い服に黒いベルトを巻いたサンタクロースの挿絵が登場していたという。へえ~っ。日本のサンタクロースの歴史ってそんなに長かったんだ。私たちの祖父母、いや、もしかしたら曽祖父母が子どものころから、クリスマスにはサンタクロースからプレゼントが届くと、子どもたちは信じていたのかもしれない。

童話の朗読が聴けるサイトはここをクリック

脳を活かす

2008-10-18 11:16:24 | 育児以外の日記
「世界一受けたい授業」の人気講師で、脳科学者の著作。脳科学者というと、何だか難しい用語で訳分からない話をしそうな気がするけど、これが素人にも分かりやすく、文章もこなれていて、すらすらと読めてしまう。最近脳みそが老化しているんじゃないかと心配になったので、買ってみた。

著者によると、脳科学的にも、一番クリエイティブな仕事ができるのは夜ではなくて、朝なんだとか。朝は、脳がもっともパワーを発揮する時間帯だとか。へえーっ。私は、朝はいつもボーっとして、調子が出てくるのは午後から。学生のときも、夕方からの授業が一番頭に入ってきたし、いいアイディアを思いつくのはいつも夜。寝床に入ってから、課題のいい案がひらめいて、もう一度起き出してレポートを作成するなんてこともあった。

それはともかく、面白かったです。子育てのヒントになるようなこともいっぱい。自分の脳みそも心配だけど、将来ある子どもの脳も大事に育てなくては。著者は、子どものころ、親から「勉強しなさい」と言われたことは一度もないそうで。私は・・・、毎日言いそうだわ。

かぼちゃ狩り

2008-10-15 13:19:44 | 育児日記
今年のかぼちゃは、自分たちで畑に取りに行った。
うちのコミュニティのすぐ裏に、かぼちゃ畑があって、10月の週末だけ、Pick your own pumpkinsというかぼちゃ狩りをすることができる。入り口でワゴンを借りて、かぼちゃ畑に入ると、すでにかぼちゃはつるから切られていて、客は好きなものを選んでそれをお金を払って持ち帰る。モモちゃんとさん太は、自分たちで好きなかぼちゃを選び(といっても、私のチェックが入るけど。でないと、形の悪いものを選んでしまうので)、ワゴンに乗せ、カメラに向かってポーズ。



そのあとは、牛の形をした車に乗って、トラクターに引っ張ってもらい、かぼちゃ畑を一周するというHay rideも楽しんだ。お客はモモちゃんとさん太だけという特別待遇だった。トウモロコシ畑の横も通り過ぎ、のどかな風景。



翌日は、お友達のお誕生日にいって、さらに小さなかぼちゃを二つお土産に頂いたので、かぼちゃが4個になってしまった。ハロウィンの前日に、中をくりぬいて、ジャコランタンを作る。

どうぶつクイズ

2008-10-14 09:14:18 | 双子語録
相変わらず、モモちゃんはめちゃくちゃなクイズ問題を出してさん太を悩ませている。

モモちゃん「上から読んでも下から読んでも同じ名前の動物なんだ?」
さん太 「とまと!」
モモちゃん「ちがいます。動物です」
さん太 「きりん?」
モモちゃん「ちがいます」
さん太 「さる?」
モモちゃん「ちがいます」
さん太 「分からないよ~」
モモちゃん「こたえは・・・つる・・・かな?あれ?きつね・・・?忘れちゃった~」
上から読んでも下から読んでも同じ名前の、鳥?「キツツキ」と言いたかったのかなぁ?

八王子弁

2008-10-07 11:44:16 | 双子語録
今日、読んでいた絵本の中に、「大阪弁」と言うのが出てきた。大阪に住んでいた男の子が、東京に引っ越してきて、言葉に苦労すると言う内容。そこで、日本語には色々な方言があると言う話を双子にした。するとモモちゃんが、「私は何弁?」と聞くので、「モモちゃんとさん太君は八王子弁かな」と答えた。八王子出身の私から言葉を覚えるので。

しばらくしてから、モモちゃんがぼそっと言った。「私はアメリカ弁でしょ。だって私、英語しゃべってんじゃん」いいえ、言ってるそばからキミは立派な八王子弁よ。

ちなみに、正確に言うと「~してんじゃん」の「じゃん」は、浜言葉といって、横浜方面から来た言葉らしい。横浜線沿線でよく使われる。そして、横浜線の終着駅は、八王子。というわけで、私も周囲も子どものころから「じゃん」「じゃん」使ってました。だから、双子も「じゃん」を良く使う。

面白いのでググって見たら、最近流行りの「うざい」の元の言葉「うざったい」もそっち方面から来たとか。私はあまり使ってなかったけど、弟がよく「うざってー」と使ってた記憶が。八王子も東京都なんだけど、何かちょっと都心と微妙に違うのよ。

大阪弁ほどじゃないけど、私も学生時代、初めて八王子を出て都心の学校に通ったとき、この「じゃん」をからかわれて、「ええ~っ。『じゃん』て全国区じゃなかったんだぁ」と意外に思った記憶がある。

消防車初体験

2008-10-05 23:19:49 | 育児日記
アメリカの秋は、ハロウィン、感謝祭などお祭り気分が盛り上がり、各地で家族向けイベントが目白押し。毎週末、何かしらイベントがあるので、どれに行こうか迷ってしまう。

今日は、近くの高校の校庭で行われたお祭りに行ってきた。ムーンバウンスとかパンプキンパッチとかペッティングズーとか。双子は、生まれて初めてわたあめを食べて感動した。それから、消防車と救急車のディスプレーがあって、子どもたちは車の中によじ登って中を見学させてくれたので、双子も入ってみた。消防車と救急車は、何かお祭りがあると必ずと言っていいほど現れる。そして、子どもたちに中身を見せてくれる。さん太は、消防車の大ファンなのに、今まで怖がって一度も中に入ったことがなかったけど、今日はニコニコしながらよじ登った。消防車の中初体験。

消防士のお兄さんの一人が、日本語で「いらっしゃい」と言ってくれた。日本語を勉強中なんだとか。あとで、モモちゃんが「あのお兄さん、アメリカの人なのに、どうして日本語話したのかなあ」と言うので、「日本語勉強してるんだって」と答えたら、「ええ~。アメリカの人でも勉強すれば日本語話せるようになるのお?」と、意外そうだった。モモちゃんにとって、言葉とは自然に身につくもので、勉強するものだなんて、夢にも思わなかったのだろう。またひとつ、世界が広がったね。