「街のコンシェルジェ」

“加齢こそ、価値がある社会づくり”を目指し、高齢世帯の困り事を、有償ボランティアがお手伝いするNPOの事業。

高齢者の会食・名づけて”中延フードコート”

2005年02月28日 15時22分00秒 | コンシェルジェ
<第3話>
第1回目の“街のレストランで楽しい昼食会”は台湾料理の「秀巒」(シュウラン)である。
昨日までの晴天と打って変わって、朝から小雨で参加者の出足が心配であったが、集合時間の12:45前からボツボツと「街中サロン」に、皆さんが集まり始めた。
なかでも、体の不自由なKさんが「この日を楽しみにしていました!」といって参加されたのには感動的であった。
参加した方々は口々に、普段、家ではテレビに向かって一人で昼食しているのだが、こんなに沢山で会食するのは久しぶりだと云って喜んでいました。
一つ一つのお皿を2~3人で分け、味わいながら楽しむ光景は本当にほゝえましいものです。あちらのテーブルでは各地の美味しいもの談義が始まり、こちらのテーブルでは長寿の秘訣話に花が咲き、初対面の人も旧知の間柄のように和気アイアイとしている。
今回の最高齢者は89歳の方であったが、皆さんは驚くほどに健啖家であった。これぞ、まさに健康の源であることを痛感した。そして、今年70歳になったご婦人は、「自分が大変な高齢者になったと思って落胆していたが、今日の参加者の若々しさを見て、老け込んではいられない。早速にスポーツを始めることにする」といって目を輝かせていた。
アッと云う間の1時間半が過ぎた。各自で支払を済ませ、次回も又、元気で会いましょうと、三々五々に散会となった。