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す ず し ろ

はじまりはガンダムSEED。ネタのない最近は停滞中。気の向くままに、気の向いたときに

PHASE50 最後の力

2005年10月01日 | SEED (感想&考察みたいなもの)
本日1年間放送されてきた、ガンダムSEED DESTINYが終了いたしました。
1年間楽しませてくれて、ありがとうございました。

と、お礼を述べておいて。
あの~。本当に終わったのですよね。
いいのでしょうかあの終わり、というか引きで。
余韻すらないまま、よく判らないうちに終わってしまったのですが。(しかもEDまで・・・)
DVD特典で後日談40分あると聞きましたが、
つまり、後2話分足りなかったということですか?
つまり、41話と47話でつぶした2話分、金だして観ろよと言うことでしょうか?
ホント商売上手ですね監督さん(-_-メ)

ある日記を読んだ時からなんとなくは覚悟しておりましたが、まさかこんな展開とは驚きだ。
あまりの片付け仕事的な内容にどうすればいいのか戸惑っております。
あまりの唐突な終わりにどうすればいいのか戸惑っております。
まあそれなりに、メッセージを受け取れる所もあったのだけれど、薄っぺらになってしまいましたね。
まあ、愚痴ばかり書いても仕方ないので、感想を書くことにしましょうか。(最後ですしね)

さて、オーブに向けてのレクイエム発射を阻止する為に二手に分かれるキラとアスラン。
メサイアが近付いてきてくれたおかげで移動が楽になりました、ありがと議長。

まずはキラvsレイ
ドラグーン対決ですけど、私あまり撃つだけの戦闘って好みじゃないのだよね。
スピードあって派手なのですけど、MS自体の動きがあまり感じられないもので(唯、動体視力が付いていかないだけだとも言いますが)
フリーダム、ドラクーン飛ばした後の羽の部分はどうなるのだろうと気になっていたら、光ってる。デスティニーと一緒で光ってる。光らせて誤魔化したか。
“君は彼じゃない”
キラの言葉に動揺したレイですが、まぁなんとなくその言葉はレイが求めていた言葉あったと思うので良かったのでは無いかと。
“本物かそうでないかはどうでもいい”二人のラクスが現れた時に、自分は自分であり、クローンと判っていても自分らしく生きるのだと主張したと思ったのですが(それが議長の為に生きる事)なんだかクルーゼである事に捕らわれてしまっていましたね。
自分がクローンである事は幼い頃から知っていたように思います。それでも自分の夢の為に精一杯生きてきたのだと思います、ピアノを嬉しそうに弾く姿は自由な未来の象徴のように見えるのです。
今回の放送で、レイがアカデミーに入学したのはクルーゼに憧れたからではないかと思いました。多分クルーゼの死を知るあの場面はレイが卒業の報告をしにきた場面では無いかなとも思えるのです、大好きなクルーゼに良く頑張ったと褒めてもらいたかったのではなかったのではないかと。
議長はレイを”個”として認めてくれた存在であったと思っていたのですが(だからこそレイも議長を信じていた)レイがクルーゼのクローンであるという告白は、レイが今まで生きてきた人生を否定するものですよね。まさかここに来て議長にレイの自己を否定させるとは思いませんでした。
君もクルーゼだと言われ同時にクルーゼの死を告げられた時、レイはクルーゼのとして生きる事を自分に課せられたと思ったのではないでしょうか、それが運命だと。
では、クルーゼが生きていたらレイに真実を告げたかどうか。
真実を告げることはなかった、そう思いたいです。なぜなら、レイに慣れたかも知れないもう一人の自分。とうに捨てたはずの希望というものを見ていたと思いたいからです。
“生きている事はそれだけで価値がある、明日があるということだからな”
オーブ近海での戦闘終了時にシンに言った言葉です。
誰よりも自由な未来を欲しがっていたレイの選んだ道は、議長の為に生きる事でした、欲望より生み出される悲劇をなくす世界、それは閉ざされた未来を守る事。
閉ざされた未来、それは自らあがらい続けた、先のない自分の未来と似ているもの。
しかし最後にレイが選んだ答えは“明日”
自らの手で掴み取りたかった未来、閉ざされた生を持つものであるからこそ、何よりも求めていた希望でした。

最後の時
残された議長を討つ為に指令室へ向かうキラ。
君MS降りると弱小だから、一人では危険でないかい?
司令室爆破時、議長だけ無事というのもおかしなものですが、そこに向かう面々がメットを被っていないのもどうなのだろう?
キラあれだけ派手にぶっ壊しておいて、空気漏れの心配はしなかったのでしょうか?(ヤキン突入時アスランとカガリは被っていたよ)何時何処が爆破するか判らないのに(レイは穴開きましたので仕方ないにしても)なんて無用心なのでしょう。まっどうでもいい事ですけどね。
結局タリアは議長を止める為でなく(当初はそうであったと思いますが)、救うために議長の下にやってきた事になりました。
タリアに抱かれて逝く3人を見ていると、この3人が家族になればこんな事は起こらなかったのだろうなぁと考えてしまいました。(アットホームな家族になっただろうな)
“おかあさん”
キラとレイ(シンも)の違い。それは母親の存在です。
キラもレイも母という存在から生まれる事は無かった命です。
自分の存在理由、命の価値について悩み、キラの世界は戦争によって一度崩壊しました。それでも無条件にありのままの自分を受け入れてくれる存在、優しく抱きしめてくれる存在、無償の愛情を与えてくれる存在。母親の存在によってキラは救われたのです。
ありのままの“レイ”という存在を受け入れるタリア。タリアに抱かれ初めて母性という無償の愛情に触れる事により、レイの魂は救われたのだと思います。
ただ、タリアが自分の子供を残して共に逝くというのは、母性を否定する行動でもあるのではないかとも思える。愛する人と別れてまで欲しかった子供なのに最後は議長を選んだ訳ですから、写真を見る限りではまだ母親が必要な年代ですよね。タリアの死と決意を受け止める事の出来る年でも無いと思うのですがねぇ。

アスランvsシン
“過去に捕らわれたまま戦うのはやめろ”
“そんな事をしても、何も戻りはしない”
“なのに未来まで殺す気か、お前が”
“お前が欲しかったのは本当にそんな力か”
前作でアスランが父に向けた言葉“こんな事をしても何も戻らないというのに”を思い出しました。
憎しみの先にある虚無に気が付いたアスランの、届かなかった父への言葉、願い。
シンが守りたい世界をアスランは知っていました、それは自分も守りたいと願った世界。
シンが自分の無力さに涙して、世界を守る為に手に入れた力は、自分だけの世界を守る力でした。
殻に閉じこもったままのシンを導こうとしているのですが、思考するということをしてこなかった(させてもらえなかった)シンは、やはり逆切れ。
ルナが割って入り(盗聴の伏線がここにあるとか言いませんよね)、インパルスをフリーダムに重ねたのかは疑問なのですが、ルナを攻撃しようとしたシンに対してアスランぶちぎれました。
結局シンを手なずけるのは、ぶちぎれるのが一番という事でしょうか。力関係を明確にした上で接しないといけないとは面倒な奴だ。

レクイエムの崩壊、オーブの無事に涙するシン
自分が行おうとしていた事に気が付いて、それが失敗に終わった事へ対する安堵の涙でしょうか。愚かな自分に対する涙でしょうか。
オーブが無事であるという事も、シンにとって救いであると感じてくれていてくれるといいなぁと思いました。
やはり描写不足は感じますね、シンがオーブを滅ぼすという意味をもう少し描いて欲しかった。シンは物凄くオーブを愛していましたので。
自分の過ちに気が付き、涙したシンの成長はこれからなのかもしれません。ルナの存在もなんとなくですが、今までの寄り添うだけの存在でなくシンを支えてくれる存在に変わりそうな予感がありますので、この二人にとっては希望の持てるラストになったのではないでしょうか。

AAvsミネルバ
勝負を決めたのは、ノイマンのドライビングテクニック。
重力下でバレルロールをきめるノイマンにとって、無重力化での回転はおちゃのこさいさい。
ランチャー破壊し攻撃手段を奪ってから、インジャスがスラスターを破壊して足も奪う、ミネルバを救う為の有効な手段ですよね、リフター使って貫通させるなんて、アスランやっぱり貴方の戦術は見事だよ。
でもこの後、ジェネシス発射に巻き込まれたらと少し心配したりした。

とりあえず終わったのですよね今回で、それにしてもメインがまったく死なないで生き残るというのも、後日談をどのようにでも作れるようにするための下地作りでしょうか?
皆生き残ったのは嬉しいのですが、何というかラクス様一人勝ちですよね。
オーブはジェネシスで結構な戦力なくしているし、プラントも議長派一掃ですよね。キラとアスランはオーブ軍所属のはずだけどエターナル乗員だし、今後どうするの?
戦争でもないから停戦なんて事もないし。
あと議長を倒した事を世界が納得するのでしょうか?
とりあえず、アモーリーワンの強奪から始まって、ユニウスセブン、ベルリン、レクイエムの発射と議長に罪をかぶせて(実際裏で糸引いていましたし)めでたしめでたしになるのかな。
ナチュとコーディの関係はどうなったの?
何処が終わりか判らなかったが、今後もまったく予想できない。

何というか、あまりのラストの衝撃に上手く考えが纏まらない。
それでも終わってしまったんですね、淋しいです。
まだ、小説やら、特典映像やら、いろいろ出ますので、ぼちぼちと書いていると思います。


とりあえずは、1年間お疲れ様でした。
読んでくれた方ありがとうございました。
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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こういうのもありでしょう、 (すずしろ)
2005-10-02 22:42:40
☆SEIさん☆



とりあえずは終了ということで、まぁいいのでしょうねこれも。
返信する
とりあえずはお疲れ様です (すずしろ)
2005-10-02 22:59:07
☆たいむさん☆



>私にはずっとわからなかったレイの本心。

今でも良く判ってません。今回キラに簡単に説得されてしまう所も、多分レイが望んでいる言葉を貰ったとは思うのですが、少し簡単すぎでないかと。議長とレイの纏めはこうと、決めていたのだと思うのですが、あまりにも唐突すぎでした(せっかく2話かけてレイのキャラを立たせたのに)



>ノイマン君w2年間、何してたんでしょうね?

ひたすらアクロバチックな操作方法の研究とかしていたりして(目立つ為に)



>ここまで来たら、最後の最後まで踊り明かします(笑)

とことん踊り明かしましょう。せっかくですもの楽しまなくちゃ損ですよね(笑)

これからもよろしくお願いしますね。



返信する
まだまだですね (すずしろ)
2005-10-02 23:06:12
☆実衣さん☆



終わったはずなのに、終わった気がしないのは、やはりあのラストのせいですかね。



気になるものもたくさんありますし、まだまだ終わりませんよ。

商魂逞しい方々ですので、しっかりとネタは提供してくれる事でしょう。

とことんはまりましょうよ。

これからもよろしくお願いしますね。
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