すずらん便り

多機能型障害者通所施設すずらん工房です。ファミレスと手作り雑貨のお店をやっています。

火の用心!

2018年10月28日 | Weblog
寒くなって、空気が乾燥して、暖房を使う季節になりましたね

すずらん工房でも 恒例の 避難訓練  楽しく? 終了しました  今回は ロッカーに入れたスマホが 発火した
設定です

… 時代 ですねえ   つい 10年前は とてもとても 思いつかない 設定です  でも、いつ どこで 何が 出火するか いつの時代も 分からないので注意しましょう

火事と言えば ばあちゃんは 東京大空襲を経験しています。戦火の中 一晩中走り回って逃げて ほぼ 奇跡的に生き残りました   ばあちゃんの父親が

「燃えている方へ 走れ」と 指示をしたそうです。 

みんなは 火のない方へ逃げたのに ばあちゃんと 父ちゃんは 燃えている方へ走ったそうです。「燃えてない場所は これから燃える 燃え終わった所を目指せ」という父ちゃんの指示だったそうですが、本当に そうなって、ばあちゃんたちと 一緒に走った 何人かは助かったけど、指示を聞かなかった人たちは 亡くなったみたいです。

でも、ボンボン 燃えている中を 突っ切って走るのだから 酸欠にもなるし、まだ子供だったし… そーとー つらかったのでしょう  今でも思い出すと 息が苦しくなるみたいです。  こんな実戦で鍛えたのだから ばあちゃん 走るの 速いわけです 

でも、なんで 父ちゃんは 大火の中の逃げ方を知っていたかというと 

そう 関東大震災を経験していたんです  その頃は 日本橋交番の おまわりさん で、混乱する街の中を走り回り 「火が来るから 逃げろ」と 言ってまわったそうですが、言うことを聞かない人が多くて、鎮火した後で 戻ったら 焼死している人が たくさんいて、がっかり したそうです。

なぜ、父ちゃんは その震災の時に 適切な指示を出せたのか と 言うと 実は 17歳の時に家出して ニューカレドニアに渡り、炭鉱で働いたのですが、炭鉱が火事になり、喉にやけどを負って ひどい目にあったのだそうです

火の怖さも知っているし 火が 回ってくることや 火と火がつながることなんかを 経験で知っていたのでしょうね 

おかげで 戦火を逃れることができたのですが…

そんなに 何回も 火に追われて死にそうになって…     なんか… 気の毒です

いつの時代も 火事は 怖いです   火の用心  
コメント
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