すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

ジョン・ラセッター「カーズ」

2007-11-09 23:04:40 | 映画評
ストーリー自体は、お約束の集大成なんだが、そのお約束をしっかりと配置して二時間を急ぎすぎの弊害を出さず、みっちりと濃密な展開を描ききるのは、やっぱり才能


今さらなのですが、ジョン・ラセッター「カーズ」を見ました。(公式サイト)

うーむ、見事。

子供用なのに、子供騙しではない、見事な映画です。


宮崎駿が、かつての「未来少年コナン」や「ラピュタ」の、ワクワク路線を捨てて、自己思想の表現に力点を置いているのとは違って、ピクサーはいくら売れても、「娯楽」を忘れることはないね(別に、宮崎駿の最近の作品も、面白いけどね)。


が、「娯楽」にこだわりつつも、決して安易や安っぽさはないわけで…………。

スゴイね。


後、CGの進歩にも感服。

ゲームのFFシリーズは、新作が出る度に「またCGにお金をかけて」と揶揄されるが、こうしてCGの進歩を見ると、
「これは宿命なんだな」
と思ってしまいます。

まぁピクサーは、CGの進歩に頼らない、巧みなストーリー展開が、むしろスゴイんだが。


カーズ

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