★宙組「風と共に去りぬ」役替わりＡ（朝夏スカーレット

宙組「風と共に去りぬ」バトラー編

二度目の観劇にして、東宝は最後です。
   　　（1度目のＢパターン・・・感想？コチラ



配役Ａパターン

主な配役だけ・・・ レット・バトラー・・・・・・・凰稀 かなめ メラニー・ハミルトン・・・実咲 凜音 ベル・ワットリング ・・・・緒月遠麻 役替わり スカーレット・オハラ・・・朝夏 まなと アシュレ・ウィルクス・・・悠未 ひろ スカーレットII・・・・・・・・純矢 ちとせ ルネ・・・・・・・・・・・・・・・七海ひろき メイベル・・・・・・・・・・・・伶美 うらら

これで、両パターンを観劇しましたが

スカーレットの「朝夏まなと」さん、
　　　Ｂパターンのかいくんとは、やっぱり経験値の違い？

何だか安心して見ていられました。
（スカーレット２の純矢さんとの相性も、良いのだと思います。



一幕冒頭
スカーレット中心に、南部の青年たちとの歌とダンスのプロローグ


この後一気に、南北戦争まっただ中のアトランタの駅へ場面転換


そこへ喪服姿のスカーレットが登場。


　　（台詞でカバーされる樫の木屋敷のパーティーでアシュレに振られ、
　　　当てつけに結婚した夫は戦場で麻疹による戦病死など・・・）


アトランタ駅に現れたスカーレットは
未亡人になったという自覚がまったくない！（のよね？


ここからバトラーとの再会から、バザーのシーン、
緑の帽子を贈られ喜ぶところ等ちょっと軽めのシーンは、
バトラー「凰稀かなめ」との呼吸もピッタリで、客席を沸かせ。


しかし、「朝夏まさと」（まあくん）のスカーレットですが
くるくる変わる表情が、実にチャーミング！

普段男役してるのに、女役の“声”が綺麗で不自然じゃない！

『これって結構すごいこと』
かつてオカマぽかった人も？いたかもしれない。


で！スカーレットの見せ場・・・
戦火を逃れたどり着いた荒れ放題のタラで
再起を誓い歌う・・・
　　　　“悲しみは明日にしよう　　涙をこらえ泣くのはよそう
　　　　　人の世に別れはあれど　　この世には明日がある・・・”から始まる
「明日になれば！」

これが、まさに熱唱でした。



しかし、バトラー編は、ニ幕が始まると、すぐバトラーとの結婚式！


　　　　そこに至るまで、戦後のスカーレットの奮闘ぶりは？
　　　　　
　　　　　故郷のため、家族を食べさせるため・・・とはいえ
　　　　　妹の婚約者フランクケネディーと（嘘をついて）結婚、
　　　　　男勝りに商売を始める生活力は、周囲の反感を買うことも
　　　　　向う見ずな行動力がもとで再婚相手は・・・等々


このあたりを全部カットだと、やっぱり問題ありでしょ！


それでも、最後まで見せちゃうのは、

ジェンヌさんは、“やっぱりプロ”と再認識しました。



たとえばアトランタ脱出・・・これぞ男役の見せ場
いざというとき頼れる男性像をくっきり演じた「凰稀かなめ」
もう「かなめちゃん」って呼べないわ。

これからは、「かなめさん」と呼ばなくちゃ・・・（“褒めてますのよ”


本編で抑えた演技でメラニーを演じた本来の相手役の実咲凛音さん　
フィナーレ・・・エトワールで登場すると、さすが綺麗な良い声！

劇中ほとんど歌がなくて勿体なかったな。