GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

ハザン省からラオカイ市まで

2016-07-12 14:23:43 | 旅行

ドンバンからハザン市街に戻り、翌朝はラオカイに向かうつもりで国道2号沿いの市街地南部で宿を探しました。建物は古めですが中心部に比べ料金は安く、今回初めて15万ドン(750円)の部屋に泊まりました。また近くに師範短大があるためか、物価もかなりの安さ。フランスパンのサンドウィッチ+サトウキビ・ジュース、ドンバンの町では2万5千ドンでしたが、此処では1万5千ドン。

隣接するラオカイへの道をノキアマップ(Here maps)で探すと表示されたルートは、国道2号を北上して中国国境を越え雲南省を暫く北北西に進んでから南西に下り、約200㎞でラオカイ着というものでした。この国境ゲートはハザン省唯一の外国人も通行可能な国際ゲートなので不可能ではないわけですが、ベトナムへの再入国の際にはVISAの再取得もしなければならず面倒。そもそも中国をバイクで走ることが可能かどうかも調べてないし、そのつもりもありませんでした。グーグルマップで調べると国道2号を一度南下し、tt.Viet Quangで国道279を西進、AH14を北上してラオカイに至るルートでも200kmほどの距離。

国道279に入ると交通量も少ない田園風景の中でした。此処はハザン省でも標高100mほどでしかなく、稲もだいぶ成長していました。しかし道路状況は悪く未舗装の凸凹が続き、路線バスが通る度に土埃が舞い上がります。「Yen Bai」と表示された路線バスは度々停まって乗客の乗降があるため追い付きたくなくても追い付いてしまうこともあり、しかもバスは悪路でも速度を落とすことなくバイクを蹴散らすかのように走り去ります。その間30㎞程度だったようですが、スピードを上げられないのでかなり長い時間に感じました。そして道路は悪路のまま山を登り始め、いい加減疲れて「峠の茶屋」みたいな小屋があったので休憩しました。昼間から酒を飲んでる男性に近寄るのは趣味ではありませんが、兎に角腰を下ろして寛ぎたい一心。気の良い人たちで酒を無理強いされることもなく、バイクの値段やら何やら暫く世間話をしていると気分も改まり、悪路の山道を登る気力も湧いてきました。

   

 ところが、走り出して数キロも経たない内にラオカイ省との省境となり、それを越えると見違えるような舗装路に変わりました。ラオカイ省とハザン省の財政の差であることは間違いなさそう・・・などと思いながら舗装路を快適に走りました。

   

ホテルなどのビルが増えた ラオカイの市街は20年前の記憶が嘘のように思えるほどでした。ハザン市と比べると尚更その発展ぶりが目立ちます。調べてみると、2015年の63省の競争力(Provincial Competitiveness Index)でラオカイは62.32で上位5番目にランクされ、ハザンは50.45で下から2番目に位置してました。https://en.wikipedia.org/wiki/Provincial_Competitiveness_Index

中国との国境貿易によるものなのでしょうか?安いホテルを探して値段を聞いて回ったり、店で買い物しても中国語で応対され続けました。

  

20年前はソ連製ミンスクバイク、ミンスクが並んでいたラオカイ駅前は、今はその面影がまったくありませんでした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿