GOVAP便り

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カオバン省カオバン市

2016-06-14 21:01:07 | 旅行

ランソン市街からカオバン市街までは北北東に約125㎞。大した距離ではないと出発したところ国道は工事中を含め惨憺たるものでダンプの舞い上げる砂埃に目をつぶりたくなるほど。たぶんこの地の地質が特に細かい粒子を作り出しているようです。交通量は少ないものの子供たちが自転車で通学する姿もありました。山中の悪路で心配なのはタイヤのパンク。午前中なのでそれでも夜よりはまだ救いもありそうですが、その代わり暑さが堪えます。風を切るほどのスピードは出ず、ハンドルを握る手に力が入ります。

     

     

昼飯時になってようやくThat Kheの町に着き、食堂も人が多く安心して食べることができました。しかし、食後は一段と日差しが強くなり、店の人に気遣われてしばし休憩。ランソンの市街ではなかった人々の優しさを感じました。この先も道が悪いのか?と聞くと「そうだ」との返事。やれやれと思いつつ出発し、しばらくすると省境があり、カオバン省に入ると道路状況は一変して良くなっていました。

国道だから省に関係なく整備されるものかと思っていましたが、どうやら実情は異なるようです。風景も変わり田園地帯が多くなりました。今まで見なかった馬の姿が彼方此方にありました。牛や水牛は見知らぬ人間が近付くと、警戒心からかじっと見つめる習性があるのですが、馬はまったく無関心のようで近付いてカメラを向けても後ろを向いてひたすら草を食むだけ。

カオバン市内に入り、まだ陽も高いので何軒かホテルを回って料金を訊ねました。しかし、ランソン市内同様やや高めで40万ドンほど払わないとそれなりの部屋には泊まれそうもありませんでした。空室だらけなのに。仕方なく30万ドンでミニホテルの窓のある部屋に。他に客も居ないのに道路に面したベランダ付の部屋は35万ドンだからということで融通を効かせてはくれません。一階はカフェになっていましたが、一度も客が居たところを見たことはなく、それもその筈、コーヒー一杯2万ドン。

市街の中心部は北から南に流れる川に挟まれた狭い地域で、何処かで川を眺めながらコーヒーでも飲もうと探しましたが、適当な場所は見つからず、橋を渡って郊外の畑を見に行きました。5万人の人口を抱える近郊農業だけにスプリンクラー付で各種野菜が栽培されていまいた。

     



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