やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

元気いっぱいの子どもたちに、元気をもらった!!

2008-02-18 | 日記・エッセイ・コラム

 きのうは、早朝から少年野球大会の開会式に、午後はすまっ子カーニバルの開会式にと、それぞれ参加させていただきました。少年野球では去年から参加させていただいていますが、子どもたちのはつらつとした行進は、未来を担うエネルギーに満ちあふれ、とてもまぶしく光っています。きのうも晴れてはいたけど寒空の下、元気に行進していました。わたしも元気をもらいました。午後のカーニバルでも、オープニングで子どもたちの太鼓の演奏を聴くことができました。どの子もとてもがんばっていて、ほほえましいひとときでした。戦争だ、テロだといろいろ大人の世界では何かともめています。また財政難を理由に、福祉サービスを後退させたりと困ったことがいっぱいです。ムダ使いをやめて、子どもたちや市民生活にかかわる予算はどんなことがあっても守りぬかねば…気持ちを新たにした1日でした。


高い国保料は命にかかわる

2008-02-06 | 高すぎる国民健康保険料は引き下げを

 予算議会も近づき、様々な団体や個人の方と懇談をさせていただいています。日頃から、それぞれの分野でがんばっておられる方々だけに、話を聞くだけでも勉強になります。国民健康保険料の引き下げは大きな課題ですが、老年者控除の廃止等による保険料の段階的値上がりは、高齢者にとって真綿で首を絞めるようなものです。最近特に、国保料の払えない人や窓口負担ができない人が目立っているそうです。小学校でも、親が保険料を払えずに保険証を持っていないという子どもも目立ち始めているとのことです。格差社会と貧困の広がり、貧困の再生産、日本で深刻になりつつありますが、この神戸でも決して他人事ではない事態が進行しています。ヨーロッパでは窓口負担がほとんどないかゼロのところもあると聞きます。そういうところでは、社会保険や税金などに対し、日本より多額の企業負担がおこなわれています。日本では、これ以上企業負担を重くすると企業が出て行ってしまうなどと言う理屈がいまだまかり通る状況ですが、ヨーロッパではずいぶん以前から企業負担はあたりまえになっています。ヨーロッパに日本企業が進出すれば、その国のシステムに従って税金や保険料を納めるわけですから、日本から出て行くなどという理由は成り立たないのでは?財政難を口実にすればすべてが免罪される、そんな思いが見え隠れする昨今です。福祉を守るかどうか、払える保険料や窓口負担にできるかどうか、この国や自治体の為政者の政治姿勢が問われています。


輸入食品の検査体制はもっと拡充を

2008-02-01 | 社会・経済

 中国からの輸入加工食品で、残留農薬による中毒が広がっています。マスコミでは、中国の実態がいろいろ話題になっています。しかし、事の本質はそこにあるのでしょうか?疑問に感じます。たしかに、中国の製造過程において、さまざま問題もあるでしょう。しかし、それ以上に問題があるのは、輸入食品に対する日本の検査態勢ではないでしょうか。輸入食品は、国民生活に広く浸透し、輸入食品なくしては食生活がほとんど成り立たないともいえます。それだけに、国の”水際検疫”の強化が求められているはずです。ところが、輸入食品の検査は、わずか10%程度。検査に当たる人もたった334人しかいないそうです。日本の食糧自給率は40%程度へ低下、一方で大量の食品が海外から流入しています。それだけに、消費者の口に入ってから農薬汚染が発覚する、というのでは安心して食べることができません。安全・安心の体制にしていくためにも、検査に携わる人員を強化するなどの対策が必要ではないでしょうか。昨日、2月3日付のしんぶん赤旗日曜版が我が家に届きましたが、たまたま輸入食品の検査体制についての記事がありました。残業につぐ残業。国際基準では正規の資格を持った職員が従事しなければならないことになっているとのこと。いまより仮に10倍の人員を配置したとしても、人件費は年間300億円程度だそうです。年間300億円といえば、政党助成金。税金の間違ったつかいかたが、国民の命にも関わる問題を引き起こしているのでは、と感じざるを得ません。”水際”といえば、餓死者がでるほど問題になった北九州市の水際作戦(生活保護の窓口規制)。国民の安全・安心が軽んじられている、そんな思いがいっそう強くなりました。食糧自給率の向上と地産地消。ほんとに大切なことだと思います。