常識について思うこと

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軟式野球のメンバー募集

2010年06月17日 | 日常

いよいよ、野球を始めました(「シーズンに向けた準備」参照)。

そして、軟式野球を楽しみたいというメンバーを募集しています。現在、週一回程度、平日の昼間を中心に気楽な練習からスタートしています。

今のところ、メンバーとグランドの関係から、鎌倉市、藤沢市、横浜市栄区を中心に活動を始めていますが、今後の参加メンバーに応じて、時間帯(平日 or 休日)や場所等、柔軟に考えていきたいと思っています。まだ、チーム登録等には至っていませんが、いずれメンバーが増えてくれば、きちんとチームを結成したいとも考えています。

興味がある方、是非、ご連絡ください(kazunari@goo.jp)。

ちなみに、この軟式野球の活動には、以下の目的があります。

1.新しいメディアにおけるコンテンツ創造

テレビに代わる新しいメディアを立ち上げるには、既存のコンテンツに代わる新しいコンテンツを創出しなければなりません。「一億総クリエイター時代」等と言いますが、インターネットが参加型メディアであるならば、そのコンテンツも当然、参加型でなければならないでしょう。

近年、プロ野球の視聴率が落ちていますが、それをもってして、野球全体のコンテンツ価値が低下したと断じるべきではないと考えます。例えば、自分たちがプレイしている草野球の試合が、試合後、テレビ中継のようなかたちで編集されて、1枚のDVDとして仕上がったら、それは当人たちにとって、相当な価値を持つはずです。そして、そこにはきちんと需要があるでしょうし、また何も難しい話ではないのです。かつては技術的、価格的に難しかったことが、今ではかなり容易になりました。こんなところにも、新しい時代におけるコンテンツのあり様が、潜んでいると考えるべきでしょう。

少し別の言い方をすると、新しいメディアにおけるコンテンツは、趣味生活の結果物ということになります。好きなことを思いっきり楽しむ人がいて、それを見たり触れたりして喜ぶ人がいて、そこに生じた感謝や感動のかたちとしてのお金が、新しいメディアシステムの中で巡っていくのです。そういう意味で、新しいメディアシステムを構築するためにも、将来、自らがコンテンツを創る側の人間になるという意識を持ち、目一杯、真剣に野球を楽しむことが重要だと考えます。

2.プロスポーツの概念に対する改革

一芸に秀でることは大切であり、ある特定のスポーツの名プレイヤーであることは、とても素晴らしいことだと思います。しかし一方で、スポーツ振興が「健全な青少年育成のため」等と言うのであれば、現在のようなプロスポーツのあり方だけが、その目的に適うとは思いません。今のプロスポーツ制度は、ともすれば「スポーツだけ秀でればよい」というメッセージにもなりかねず、必ずしも、「健全な青少年の育成」には繋がらない可能性があります。さらに、一部のトップ選手ばかりが高収入を得るようでは、格差社会の助長にも繋がりかねません。

これからの世界で大切なことは、広い社会活動を展開しつつ、その一環としてスポーツも愉しむことができるような、人間としての幅を持つことであり、それを社会が積極的に認めていくことでしょう。そして、新しいメディアシステムとは、そうしたスポーツ選手たちに、僅かずつでも収入を実現させることになります。それは、たとえ月額数万円でもあったとしても、お金をいただける以上は立派なプロスポーツ選手となるのであり、そのことがこれまでのプロスポーツの概念を変えていくことに繋がると思われます。

さらに補足すると、スポーツ観戦は、単に選手の技能の素晴らしさだけではなく、そこにある背景やストーリーを一緒に楽しんでいると考えられます。例えば、芸能人の野球対決は、「あのタレントがやっている」という背景を楽しんでいるのであり、高校野球は、「ひたむきに頑張ってきた球児たちのストーリー」に共感するわけです。

そうした観点から、新しいメディアシステムにおけるプロスポーツ選手なるものには、多様なかたちがあるのであり、その中で、他の社会活動をしながらもスポーツ選手ができるという、謂わば「文武両道」も成り立つということを示せれば、それが何よりも、「健全な青少年育成のためのスポーツ振興」に繋がってくるのではないかと考えます。

3.軟式野球の社会的地位向上とさらなる普及

野球が、これだけ日本で盛んなのは、偏に軟式野球のおかげであろうと思います。社会人になっても、多くの人々が野球を楽しめるのは、軟式野球があるからこそです。

一方で、プロ野球は硬式野球です。こちらの方は、少々、専門化している側面があり、誰もが楽しむスポーツにはなっていません。換言すれば、上記のような「文武両道」を目指すには、いささか障壁が高いということになります。

また、ベースボール(硬式野球)は、アメリカで生まれたスポーツであるのに対して、一般の人々が広く楽しめる軟式野球は、日本で生まれたスポーツでもあります。私たち日本人が、新しいメディアやコンテンツ、さらにはスポーツのあり方を考える上で、これを積極的に活かさない手はありません。

それにもかかわらず、そんな軟式野球のトッププレイとはどういうものなのか、今のところ、動画共有サイトで検索してみても、なかなか適当な動画が見当たらないというのが現状です。多くの人々が、軟式野球のトッププレイとはどういうものなのか、知ることができないというのは、とても残念なことです。これは、軟式野球の社会的地位が低いからにほかならないでしょう。

しかし、軟式野球を「素人向け野球」、あるいは「硬式野球の劣化版」のような位置づけで捉えるのは、あまりにもったいないことです。軟式野球については、積極的にそれ単体で立派なスポーツとして考える必要があり、それを広く普及させることが、スポーツ界全体、あるいは社会全体にとっても、大きな意義を持つことになると考えるべきだと思います。

以上、タラタラといろんなことを書いてしまいましたが、一番大切なことは、とにかく楽しむことです。そういう意味で、野球を目一杯楽しんでみたいという方は、上記のような目的はさておき、是非、ご参加ください。

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