降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★洋数字表記の方が分かりやすいよね。

2013年09月26日 | 新聞


ふだんの記事では、和数字で何となく読んでいるけど、
数字データ主体の記事になると一転、和数字表記は分かりにくい&読みにくい──。

「JR北海道によると、九十九カ所のうち本線の異常放置は四十九カ所。百三十キロで走行できる函館線、室蘭線、根室線の三路線四区間の九カ所が含まれていた。残り四十八カ所は低速走行の副本線だった。
(中略)
レール幅十九ミリ以上広がると補修すると社内規定で定めているが、昨年十月時点で二十~二十八ミリ上回っていた。」
(ある新聞の、9月25日付記事=写真右=から引用しました)

読者が読みやすく&分かりやすいのは、断然「49カ所」の洋数字表記。
同紙の場合、さらに複雑なのは、
▽本記→「四十九カ所」和数字表記、
▽メモ記事(行間の狭い記事)→「49カ所」洋数字表記
が混在していること。
これ、単に編集サイドの使い分けだけで、読者のことは考慮していないのではないかしらん。

なぜ、読み手が分かりやすく視認性が高いと分かっている「洋数字表記」に統一できないのか────。
僕の経験では、たぶん、恐らく、推測、
「『わしの目の黒いうちは、新聞記事は和数字表記じゃ。日本の新聞だから、和数字が当たり前じゃろ。ウオッホーン』と、社内にアンタッチャブルな編集委員的ご意見番な長老がいらっしゃる場合、こういうことが起こりやすい」
だと思う。



(´・_・`)

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