暦は“大寒”、一年で一番寒い時でございますが、それにしてもよく冷えますねえ。何でも48年ぶりの大寒波の襲来ですとか。雪に弱い首都圏ではスリップする車が続出してあちらこちらで交通マヒが起きたり、水道管が破裂したり、てんやわんやのようでございます。
近畿圏でも、城崎、舞鶴、京都などのお天気カメラは深い積雪を映します。雪は生活を脅かすナンギなものでもありますが、されど雪はこのうえなく美しいもの、ことに京都の雪景色のなんと美しい、絵葉書さながらのようでございます。
京都で学生時代を過ごした“まおちゃん”は、名所といわれる所は一通り訪ねたけれど、たまたま降雪の日に訪れた金閣寺は別格の美しさだったと言います。頂上に鳳凰をいただいた金色の荘厳な建物は、美人をちょっと鼻にかけたようなところがありますが、うっすら雪化粧を施すと、その奢りのようなものが覆い隠されてまことに美しい・・この景色は必見!と言うておりました。
寺社仏閣など日本の建造物や庭園は、欧米のそれと比べて大変シンプル。例えばパリ郊外のベルサイユ宮殿やバチカンのサンピエトロ寺院、いずれも装飾や絵画で埋め尽くされ、その豪華絢爛さに圧倒されます。一方、日本の書院造や寝殿造などの建造物は、いらない物をそぎ落とし、さらにそぎ落として究極に簡素化された美を追求する、謂わば”引き算の”美学といえるでしょうか。
一昨年だったと思いますが、天皇陛下がサウジアラビアの皇太子の表敬訪問を受けられた時に海外メディアが掲載した一枚の写真、それがあまりにも美しいと世界が絶賛したと報じられたのを思い出します。
それは御所の一室、背景に写るのは大きな格子の白い障子だけ、そこから温かい陽の光が差し込み、陛下とゲストの皇太子は、シンプルな椅子に座って穏やかに微笑んでおられる。テーブルにはさりげない生け花。この写真が、清廉で気品があって心安らぐ、いかにも日本らしいと称賛をよんだそうです。この評価、なんだか嬉しい・・ですね。
写真は日生の牡蛎、大きくなりました!
【お知らせ】
2月のお休みは、水曜日と、22日(木)です。
【鍋料理の予約を承ってま~す】
”てっちり6500円”、”和牛しゃぶしゃぶ7000円”、”淡路産いの豚しゃぶしゃぶ4500円”、”播州地鶏水炊き4000円”です。ご予約は、”お二人様”から、”3日前までに”、何卒よろしくお願い致します!
【 お昼の御膳(要予約で~す!)】
☆ 「肴菜御膳」(2200円)、「雪月花御膳」(2650円)、「わたり御膳」(3200円) なお、お昼のお膳三種は手作りの食材の為、仕込みのお日にちを頂戴しておりまして、3日前までの予約(当日を入れず3日前)をお願いしております。なお、予約キャンセル、人数の変更につきましては2日前までとさせて頂きますので、ご了承のほどよろしくお願いたします。
☆団体様(18名様まで)のご予約も歓迎!ご予算ご希望に応じますのでご用命ださい。
肴菜屋「わたり」
神戸市垂水区坂上2丁目1-25
電話番号 (078)751ー7588)
営業時間:
(昼)11:30~14:00 (ラストオーダー13:30)
(夜)17:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
定休日:水曜日(原則