揺れ動いた国立競技場建設計画は、総工費1550億円(白紙撤回前の4割減)とすることで落ち着いたそうです。ただし、コスト削減のために収容規模は8万人から6万8千人に縮小、開閉式屋根なし、冷暖房設備なし、後々イベントで使用する設備もなし・・と、かなりスケールダウンしたものになるようです。
2650億円は高すぎるやろ、キールアーチはいらんやろ・・とブーイングをした国民ですが、かと言って、あまり中途半端な、あるいは見劣りのするものを造って欲しくないというのも本音。いえ、むしろ日本建築技術は流石といわれるものを・・と、あくまで二兎を求めているようです。少なくとも・・これまで他国開催のときに心配したように、“間に合うの?”といわれる事態だけは避けていただきたいものです。
ひとつ”ケチ”がつくと連鎖があるようで、例のエンブレムデザインの盗作疑惑もイヤ~な展開ですね。まず、決定した時にピースサインをして喜ぶ佐野さんを見て、ちと“軽い”人やなあ~と思いましたが、次に盗作疑惑をかけられると、「私は”パクって“いません」と弁明の言葉も軽い・・その後、サントリートートバッグのデザインでは“トレース”(パクリとは言わなかった)していたことが明らなるなど、もう“なんだかな~”という感じです。
もっとも、盗作であると訴えているベルギーの劇場の対応も大人げなくてちょっと引きますね。もう一方の、デザインの配色が似ているといわれたスペインの団体は、”光栄です”・・とまで言ってくれたのにね。招致決定の時には、あんなに盛り上った2020東京五輪、その五輪を目指す若いアスリートのモチベーションをこれ以上損うような事がこれ以上起こりませぬように・・!
さて、気がつけば季節は晩夏、”まおの部屋”の西日よけの朝顔も、夏の終わりを感じてか、懸命に花をつけてくれているようです。夏の味覚の“鱧”もこれからは名残りの季節。今のうちに鱧鍋、鱧天はいかがでしょう?!