[あらすじ] 達磨さんは禅を伝えられるかどうか、梁の武帝に会ってみた。
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中学高校と、私立の女子校に通った。
制服に制鞄。
みんなお揃いのかばんがごっちゃり廊下に置いてあると、
どれが誰の物だかさっぱりわからなくなる。
だから、みんな何かしら鞄に付けていた。
キーホルダーだったり、缶バッジだったり、マスコットだったり。
私は、プラ板(いま流行りの薄くて成形できるのではなく、しっかり厚いもの)に
裏面から着色して、名前の一字を表した。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/ce03dcfadb1e0ae2f52f36ae44255bec
五体字類から引いた字で、宋の三大書家のうちの蘇軾(そしょく)の字だ。
蘇軾は別名、蘇東坡(そとうば)とも言う。
東坡肉(トンポーロー)は蘇軾の発明しただか好んだだかの料理だと言うが、
ほんとかどうか、知らん。
達磨さんが中国に伝えた禅は、宋の時代に盛んになった。
蘇軾も禅をしたそうだ。
達磨さんの言葉を団扇の裏に切り絵で貼るなら、やっぱり蘇軾の字が良いだろう。
そう考えたが、五体字類に蘇軾の字で「識」は無かった。
インターネットで探す根気も無かった。
一方、同様に宋の三大書家に数えられる米芾(べいふつ)という人がいる。
もう一人の三大書家である黄庭堅も禅をしたというが、
この米芾は仏教には帰依しなかったようだ。
かえっておもしろいかもしれない。
米芾の字で、達磨さんの言葉を切ろう。
識の字はすぐに見付かった。
不の字も見付かったが、選んだ「識」に合うものは更に探さねばならなかった。
こうして達磨さんの「不識」ができあがった。
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