犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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5周年記念カムアウト

2019年04月01日 | 毎月馬鹿
今日は、庭の北東の角に生えている、クヌギを伐った。
30何年か前だったかに、母がどんぐりを拾って来て、
たわむれに播いたら生えてきて、ぐんぐん育ち、
ある年にバッサリと伐られたが生き延び、
近年、急速に成長し、接触する屋根を脅かしている。
伐らないと、お隣さんにも「よく屋根が壊れないねえ。」と言われてしまう。



5年前の4月半ば、東京レインボープライドの日に合わせ、
ブログでカムアウトした。
身体的には女性なんだが、自分の意識としては女性には違和感が有り、
かと言って男性になりたいわけではない、けど
恋愛対象は女性だ。という内容だ。

以来、折に触れ、LGBTだとかいうことについて、
あるいは私個人の経験や感覚や思いについて、説明してきた。

でもまだ書いてないことなんて、山ほど有るもんね。
わかりやすいところから始めて、深~いところまで掘り下げて暴き出し曝していこうと思っているが、
なかなか進まない。
話は一気に進めないとかえって伝わりにくくなるという面も有るが、
毎日々々この話題というのも、書いている当人の私がくたびれちゃう、という事情も有る。



男性になりたいわけではない、というのは本当なのだが、
今までの半生ずっとそうだったとは言い切れない。

小学生くらいの頃に、「朝、目が覚めたらちんこ有るかも」
と夢見るというか願うという祈るような気持ちを持って床に就いた夜も幾度も有る。

その後、現代日本という社会に生きて、
女性のほうが徳している面も有ると思ってみたり、
男性社会の構造がイヤだったり、
というよりもジェンダーというものの存在自体がほとほとイヤになったりして、
男性になりたいなどとは到底思えなくなった。

こう書くと、身体的違和感よりも社会的な意識が上回った、と捉えられそうだが、
身体的違和感は有る。
しかしそれも、男性の身体なら落ち着くかと言ったらそれも違う気もする。

どちらでもない身体を求めて手術する人もいる。
しかし、特に成長期には、もちろん成人してからも、性ホルモンは身体にとって必要だ。
性ホルモンの仕事は性徴だけではない。



ごーくごく一般的なシスジェンダー(性別とジェンダーが一致している)かつ
ヘテロセクシュアル(異性愛)に多いのが、
同性愛者も異性愛の型を真似ている、という思い込みだ。
男らしいホモと女性的なオカマのカップル、
ボーイッシュなタチとフェミニンなネコのレズビアン。
こういうのが分かりやすく、こういうもんだと思っている人も多い。

否、自分と同様な者にリビドーが向かうのが、
ホモ中のホモである。



FTMゲイという存在が有る。
女性から男性にトランスして男性と恋愛するのだ。

私は、これに近い感覚も持っている。
男性を見る目は、こんな男になってこんな男を責めてみたい、という感覚だ。



作業着に地下足袋を履いて頭は手拭いで覆い滑り止めの手袋をはめおがくずよけのゴーグルを着ける。
二階の部屋から、屋根の上に出る。
木は屋根に接するくらいのところに伸びてしまっているので、屋根から作業ができる。
細めの枝は鋸で下ろす。
それから、チェーンソーを紐で肩から提げ、また木に登る。

片側から3分の2くらい、刃を入れる。
そして、ロープで縛り、ロープは残る枝か幹に縛り付ける。
それからまた、反対側からチェーンソーで切る。

グラリと来たら慎重に刃を進める。
意図した方向に倒れて行くと気分がいい。
太い幹の場合は、切った部分がうまく乗っかったままになると、後の作業がしやすい。
別の枝に結わえ付けた場合、切った枝がブラーンと揺れて、自分にぶつかったりする。
いづれにしろ、ロープをなるべく短く縛っておく。
あんまり長かったら屋根まで落ちてしまったり、
大きく揺れて自分が怪我をしたりしてしまう。



フェティシズム、というのが有る。
女性の脚を好むとか、二の腕がたまらないとか、鼻の形に好みが有るとか、
身体の一部に注がれるもの。
また、女性に履いて歩いているブーツがイイとか、下着を収集するとか、
身に付けるものに注がれるもの。

なぜか、男性同性愛者の世界ではフェチがハッキリしているのが特徴らしい。
聞いたことが有る方も多いのではないだろうか、
デブ専、ハゲ専、老け専とか、熊(固太りで毛深い人がモテる)とか。



私にも、フェチが有る。
それは、植木屋だ。
小柄で細身だが肉体労働者。肉体労働者だが小柄で細身。
鳶職も近いけれど、ちょっと違う。
植物相手、生身の木に登る、美的センス、そういうところが、イイ。
かつ、それはホモ中のホモ感覚で、私は植木屋になりたい。



木に登って伐っていたら、そのリビドーが強まってきた。
高いところにいる緊張感や、一人で木を伐った達成感なども、
リビドーを促進していると思われる。

とにかく、私は近々、トランスすることに決めた。
乳房除去、内性器も取る、ホルモンも投与しよう。
まずはダイエットからだ。

ほれぼれとするような植木屋ボディになるのだ。




念のためですけど、
今日は年に一度の四月馬鹿です。

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