犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

前置きが続く

2017年05月22日 | はじめにお読みください
しつこいようだが、大事なことなので、繰り返し書く。

男性に生まれて男性だと自認して生きるひと、
女性に生まれて女性だと自認して生きるひと、
そういうひとをシスジェンダーと言う。
体と自認の性が一致している。
また、性的志向の対象が異性であることを、ヘテロセクシュアルと言う。

シスジェンダーでヘテロセクシュアルのひとが大多数だ、ということになっている。
個人個人によーく話を聞いてみると、かなり揺れがありそうだけどね。
それにしても、シスかつヘテロ中心の社会である。
シスかつヘテロであると、自分の性について、疑問を持つ必要が無い。
それでも疑問を提起する思索派の人もいるにはいるけどね。
自分について疑問を持たなくてもいいことにしといても、
ほかのひともみんな疑問なくシスかつヘテロだと思ったら、間違いなわけだ。

私は自分がトランスジェンダーFTXであることについて
細かく書いている。
それは、シスでもヘテロでもないということが、具体的にどういうことなのか、
一人の例をあげることでしっかりとイメージして欲しいからだ。

忘れないで欲しいのが、FTXならみんな具体的に私のようだ
ということではけっしてないことだ。
似た体験はある。共通点もある。
けれど、みんな少しづつ重なる部分があると同時に、
みんな少しづつ違っている。

私の例を具体的に知ることによって、ほかの人についても
また違った経験や感覚があるのだということを、知ってほしい。
私の例は、そのためのほんの入り口として紹介しているのだ。

だから、トランスの友達なんて何十人もいる、
というひとは、ここを読んでもなんの役にも立たないばかりか、
ある一例ばかりを強調しているように見えるだろう。
そういう意図ではない、ということを繰り返し言っておく。

また、ある説をとなえたら、それと反対なようなことを別の日に
書いたりもする。
どちらの見方もできるからであって、私はそれを矛盾とは捉えない。
一日の分量は少なめにということと、ひとつひとつのことをじっくりと、
と志しているので、対立する考えを一日に同時に書くことはあまりしない。

だから一見、ひとつの意見を主張しているように見えることが多い。
ただ、対立する考えを後に書くつもりがある時は、なるべく最後に「つづく」
と書くようにはしている。

一冊の本であったら、最後まで読んでもらえる前提で論を進めるのだが、
このようなブログでは、明日は読まないひとも多いだろう。
まあ、そんな人はここも読まないだろうけど…あらら。

いつも読んでくださる方に感謝を込めつつ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 犬を叱る | トップ | 偏見のつくりかた »

コメントを投稿

はじめにお読みください」カテゴリの最新記事