アメノチハレ

それでえ〜んか



車に乗ってる時にはいつもラジオを聴く

AM.FMにこだわらずその時に興味のある話題や
かかっている音楽をチェックしながらのザッピング

先日はたまたま演歌・歌謡曲の特集で
藤山一郎さんの唄う「青い山脈」や「丘を越えて」を聴いていた

あの艶と伸びのある歌声は今聴いていても素晴らしい

昭和の なぜか母の生まれた山あいの町の
田んぼのあぜ道が目に浮かぶ

発売されて50年以上だが 歌の寿命ってのはすごいんだな



さあ 続いて次の曲は今月発売された誰々の新曲ですと
イントロにかぶせて紹介された

ん?これ新曲?
あの昭和の歌たちと並べて聴いていても
どこが新譜なのというほどの定番中の定番演歌

今更 そんな歌が必要なのだろうか

ひとつの様式美にのっとってつくられた
ほぼ方程式通りの演歌

今の時代としてそこになんらかの抗いもなく 
イントロ聴いただけでは
誰のどの歌か区別もつかない

それがいいのだろうが
もうそろそろ要らない歌ではなかろうか

       

その夜 とても久しぶりに
昔世話になった大阪のオッチャンが電話をくれた

6回目のワクチンを打ってきたとこで
今ひとりでちびちびやってますと

副反応はどうですか?と聴いたら
反応してるんか酔ってるんかわかりませんがと
しかし明らかに電話の向こうでは具合が悪そうだ

都志見さん あんたのメロがなんでか知らんが
浮かんでくるんや
最後にええの書いて〜な

最後 最後って この世の終わりみたいな言い草ですね

もう74歳 だいぶやられてきとります

最後に聴きたいなあ〜 あんたの書いた歌

また会いに行くからと電話を切った

これでええんか 
こんなもんかと言われないように

しっかり書かんにゃいけんわい
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