アレンジも歌もそしてミックスもグレイトな一曲なんだけど、聞いてみると結構リバーブとかが、ないんだよね。アルシュミットってエンジニアがミックスしてるんだけど、普通この手のバラード
ならとってもリバーブな感じを想定するでしょ。
しかし、ここで言いたいのはエンジニアが素晴らしいっていうことではなくて(実際はそうなんだけど)、つまり、曲の広がりとか壮大感とかはちゃんと聞き手がイメージしてるっていうことなんだ。それは、結局Misiaの伸びのある歌声とリズム感、それからメロディーの持つ広がり感、そして言葉で、すべてを伝えてるっていう意味もあるんだけどね。
普通この手のバラードなら、やっぱド~ンとしてシャリッとしてる音像も全くアリだし、聞き手も
そういうイメージで聞いてるから、とても壮大な感じに聞いてしまうけど、実は結構ドライな仕上がりなんだよな。
つまり、必要ないわけ。
結局、Misiaの歌声にとても広がりがあり伸びがあるので、曲調と相まって聞き手は勝手に壮大な感じを印象として持ってしまうんだ。
いつも、レコーディングやってて歌の処理が一番迷うんだけど、やっぱ究極は歌の表情だけで
スケール感を出せるような楽曲をやりたいなあって思う。
”広がり”って、リバーブとか色んなエフェクトによるものではなく、やっぱ本質は”歌”そのものの表情なんだな。 案外聞き手は無意識に想像力を働かせて、うまい具合に聞いてるもんだ。
ドライかウエットかって、たぶんリバーブかける前の素材の問題かもな。
俺ら作り手はこだわってる部分だけど、案外リスナーって違う部分で感じてる場合多いからな。
リバーブかけなくたって、広がってる曲はたぶん広がるんだってね。
最近、そんな事思う。
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