アメノチハレ

曲のスケールって歌のスケールなんだな。

Misiaのeverythingって曲、やっぱとっても大きなバラードで、んまあサビなんかは特に歌い上げるパターンの女性では王道のバラードだよな。
アレンジも歌もそしてミックスもグレイトな一曲なんだけど、聞いてみると結構リバーブとかが、ないんだよね。アルシュミットってエンジニアがミックスしてるんだけど、普通この手のバラード
ならとってもリバーブな感じを想定するでしょ。
しかし、ここで言いたいのはエンジニアが素晴らしいっていうことではなくて(実際はそうなんだけど)、つまり、曲の広がりとか壮大感とかはちゃんと聞き手がイメージしてるっていうことなんだ。それは、結局Misiaの伸びのある歌声とリズム感、それからメロディーの持つ広がり感、そして言葉で、すべてを伝えてるっていう意味もあるんだけどね。
普通この手のバラードなら、やっぱド~ンとしてシャリッとしてる音像も全くアリだし、聞き手も
そういうイメージで聞いてるから、とても壮大な感じに聞いてしまうけど、実は結構ドライな仕上がりなんだよな。
つまり、必要ないわけ。

結局、Misiaの歌声にとても広がりがあり伸びがあるので、曲調と相まって聞き手は勝手に壮大な感じを印象として持ってしまうんだ。
いつも、レコーディングやってて歌の処理が一番迷うんだけど、やっぱ究極は歌の表情だけで
スケール感を出せるような楽曲をやりたいなあって思う。

”広がり”って、リバーブとか色んなエフェクトによるものではなく、やっぱ本質は”歌”そのものの表情なんだな。 案外聞き手は無意識に想像力を働かせて、うまい具合に聞いてるもんだ。
ドライかウエットかって、たぶんリバーブかける前の素材の問題かもな。
俺ら作り手はこだわってる部分だけど、案外リスナーって違う部分で感じてる場合多いからな。
リバーブかけなくたって、広がってる曲はたぶん広がるんだってね。
最近、そんな事思う。

コメント一覧

toumas
させる
音楽のこと知らない素人が生意気なことは言えませんが、させようと、聞き手が感じた段階で、もうダメって感じじゃないでしょうか。

なんとなくそんな気がします。やはり、さりげなくがいいですね。さりげなく。
243
イメージ
させるって必要だよな。そうなんだよね。

音楽に限らず、これでもかっ!てやっていい場合とそうじゃない時があって、でも最近はみな、これでもかっみたいなのも多いよな。

聞いてる人って心地よくなれるわけがないって、思うのよね。
u-440
まったく!
良く分かるね~

音楽の素晴らしい所だね。このイメージさせる

事が出来きてこそ音楽やってる意味があると思うな。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「音楽♪」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事