夢の中へ

それから数時間が淡々と過ぎて今日やっと寝ながら夢を見ました。



電車でたまたまかつて好きだった人と出会いお互いの明日の予定を言い合い、まるで約束していたかのように野球を見に神宮球場に向かっていました。僕の手の中には二枚のチケットがありました。
途中電車を降り、タクシーに乗り換え目的地に向かっていたつもりだけど二人とも目的地を運転手に告げていなかった為随分遠いどこか知らない駐車場に到着していました。
そこで僕らは何も言わなかった事に気付き運転手に「すみません、ここじゃなくて神宮の方へ戻ってもらえますか」と告げると、笑顔で「わかりました、それでは戻りますか、もうこんな時間だから野球に間に合わないかもしれませんがなるべく飛ばしますね」と言い知らない道を車は走って行きました。
気付いたら、そこは神宮球場ではなく名前を知らない海がある町の見覚えのあるアーケードのある商店街で、一緒にいたはずの彼女はもういなくなっていて、隣にはいつも僕の気持をめちゃくちゃにして、いつも僕を楽しませてくれる女の子がいました。
女の子は「海に行こう、水着に着替えないと」とだけ告げ僕が着いて来るのを知っているかのように足早に歩き出しました。
商店街の路地を一本抜ければ海がある事を僕は知っているけどこの町を知らない女の子はそれでも先を歩いていきました。
商店街の途中では誰かの告別式が行われていて、今にも故人が葬儀場から出ていくようなタイミングで僕らはそこにいて、女の子はその前をお構いなしに横切ろうとして僕は手を取って逆側の道に女の子を連れ出しました。
女の子はそれから僕の手を離して、知らないはずの町なのに着替えられる場所をふらふらと探し出しました。
そこは人通りが殆どないけど人の目は十分に届く場所でした。
女の子が何故そこを選んだのかはわからないけど、僕は「誰にも見られないようにちゃんと君の体を隠してあげるよ」と告げると、女の子はとても可愛い顔をして「ありがとう」と言いました。
そうしたら雨がだんだんと降ってきました…



とここで僕は目を醒ました。

何かを暗示している夢だったんだろうか。
久しぶりに夢の一部始終を覚えてる夢を見た。

漂流教室

寝れない夜は本当にあるんだろうか。

一人取り残されて寝ながらみたいはずの夢は見れず、ただ現実にある夢のことばかり考えてしまう。つまりは大きくまとめて妄想なんだろう。

眠くないなら音楽を聴くなり借りたDVDを見るなり、パソを開いてネットに入り込めばいいんだろうけど、

今はそうはいかないし、それに逃げたくもない。

僕は最近カルシウム不足なのかなんなのか、正直少しばかり苛立ち気味な気がする。
世間に対してとか、友達に対してとか、恋人に対してとか。

本当は僕自身が上手くいっていないからそれに対して何処か逃げ場を作りたくてそういうことになっているんだと思う。

全くふざけた事で格好悪いことで最低なことだと思う。弁解の余地も与えない程に。

大昔にこんな事を言った人物がいます。

「人生は空」だと。

「空」という言葉は幾度となく聞いてきて幾度となくそれはそうだなと思い暮らして来ました。

ですが最近大槻ケンヂの『グミ・チョコレート・パイン』という冒頭がオナニーの話から始まる小説を読みました。

それには「人生を挑戦する空を持って生きろ」というもちろん先程の人物の受け売りだけど、そういう一節がありました。

僕は今までに幾度となく挑戦する気持だけは人一倍持ってきたつもりでいます。
ですが、気持だけで終わる事がほとんどだと言ってもいいぐらい口だけ野郎でした。

きっと流れに流れ乗りに乗って吹いて行き着いくのが「楽」だという事を認めなくないけど知っていたからなんじゃないかと思います。

そしてそれと並行してそれが嫌と思っている自分自身もいます。

僕は本当は本当に成し遂げたいだけなのに。

人から言わせれば僕が成し遂げたいことなんてバカバカしい事なのかもしれませんが、

僕にとってはほんの数ミリのズレも間違いも程に素晴らしい事だと思っています。

いつ寝れるかわからないけど寝る大勢には入ろうと思います。

おやすみ

サマーヌード

徐々に夏が終わっていく。

毎年うちの境内で行われる祭が終わると駆け足で夏が終わっていく印象がある…昔の自分がそう感じてたかはわからないけど。


昨日の通り雨は凄かったけと今日の通り雨はどうだったんだろう？バイトから帰ってきたら地面に水溜まりが出来てたからまた強いのがきたのだろうか。

今夜は窓を開けて寝るには少し寒い。

トラック6

僕はバカだ、いや正確にはアホだ。

何回も何回も「行け！間に合うの？時間平気？」と忠告されてたのに、その間何もするわけでもないのにふてくされて「ナニイウコヤツ」と意地を張って、まだ間に合うと言いながら出発の時間になって「ではでは行くとしますか、これでやっとお望み通り僕はさよならするよ～またね～ばいばーい」と心の中で呟き席を立ちゆうゆうと途中のんびりと煙草をプカプカ吸って電車に乗り、代々木駅四番線ホーム先頭で一時間間違えてた事を知って自分のアホさぶりにどうしてもどう頑張っても笑えることが出来ないほどアホだった。

幸いバイト先はお盆明けの為いつも以上に暇で優しく僕を迎え入れてくれたので少しは救われた気分になったよ。

だだ忠告してくれたあいつには恥ずかしすぎてこの事は一切本人に直接言わない、言えないけど、ごめんね、本当にアホで、今思えば本当にありがとう。



今日のバイトは口うるさい客が比率的に多かった。
オサレ大学生三人組。
北海道からお越しの我が家のお好み焼き自慢をする三名のおばちゃん。
酔っ払いばばぁ＆社長曰くヤリマンフロッグ女率いる四名様ご一行、内一名カワイイあかんぼ。

でも嫌な客だけじゃなかった。

ラストオーダー30分前に来た外人さんが特別キレイな訳ではないけど、英語しか使えなくてろくに接客すらできなかったけど、その人がなんとなくとても良かった。

きっとあの人が来なければ、同時間に来たフロッグ女これでもかって位嫌気がさしていたと思う。




もう今日みたいにアホなことは二度としたくない。

雨上がり

やるせない気持ちで家に帰ってきた。
今日は本当はこんなに早く家に着く予定じゃなかったんだ、むしろ家に帰らなくてもいいよな気すらしていたんだ。
それでも僕は家に帰ってきた。

サークルで買ったビデオカメラをテレビに繋げて兄貴がこの部屋を使ってたときから飾ってある雑誌の切り抜きかどっかのビラの真似して遊んでた。

テレビに写し出せれた自分をアップで見ると本当に気持ち悪かった。アップにしすぎると知らなかったことが二つあった。
一つはビデオカメラの機能が良くて、マクロ並に接写が出来ること。
もう一つはそのおかげで自分の肌が荒れすぎてることがわかった。
地デジになったら大変だと言ってる女性たれんとの気持ちがわかったような気がする。
肌の手入れをちゃんとしたほうがいいなとうっすら思った。

あぁこんなバカバカしいことをしてもここで書いても僕の気持ちは全然晴れることはないよ。

くるりの一番聴いていないアルバム『NIKKI』を聴きながら書いているんだけど、あんまこのアルバム好きじゃなかったんだ。でも今聴いているとBaby I Love You～Birthdayの五曲の流れがとても良いね。
なんとなく聴かない理由を思い出した。シングルカットしている曲とアルバム曲の差が今まで気になっていたからかもしれない。勿体無い感受性してんな、自分。
でも赤い電車はそんなに好きじゃないかな。多分くるりのシングル曲で好きじゃない曲はこれだけだと思う。ちなみにベストで聴いててもDISC1は飴色の部屋でいつも終わり。
特に深い理由はないし、前は喜んで聞いていたし、Ｍステで演奏したときはテレビに釘付けになったし、実際の赤い電車乗ったら喜ぶんだけどね。まぁいいや。

そしてこのアルバムを半分聴いてまたやるせなくなった。

今日は本当はとてもとても嬉しいはずの日なんだ。
やっとあなたの歌う唄を聴けて最高に嬉しかったんだ。
ステージの上で唄うあなたは今まで見たことないあなたでギターの上手さとか歌の上手さとか暗いメロディーとかそんなのどこかに飛ばしてしまう程にあなたの詩と声に聴き入ったんだ。
それは本当に本当に短い時間でパンクバンドの曲のように短かったけどそれで十分な程に伝わったんだ。

それでも今日はやるせない気分が満ち溢れている。

何気なく放った一言が僕を気にさせて、疑ってしまうんだ。

言葉なんてなくなってしまえばいいよ、感覚だけで過ごしていければいいよ、なんていうか英語で唄われていると歌詞の意味がわからないけど綺麗な曲だと自分の思い通りにしか、いいようにしか感情移入しないような、そんな感覚でさ。無理な話なんだけどさ、言葉が好きだから。

明日きっと僕はやるせないままで、やるせない顔で歩道橋の下の喫煙所で煙草を二本吹かしてから、やるせなくない顔をしていると思う。なんのこっちゃ。



そういえば今日聴いたあの歌は何て曲なんだろうか、明日聞いてみよう。

太陽の裏側と裏側の

太陽に向かって歩くよりも、太陽を背にして歩く方が暑いと思う。

プレッシャーみたいなものでしょうか。

目に見えてるモノは安心出来て、目に見えないモノには不安を感じるようなものでしょうか。

どちらでも…目に見えていようが、感覚で感じられていようが…どうなるにしろわかるという事はいいことだと思います。


最近夜明けまで起きていることが少ない。

夜明けにsigur rosを聴きながら人が少ない電車に乗っているときとても心地よくて電車を降りたくなくなる時がある。

でも今日はもう眠いので夜明けの事なんか考えないで良い夢を見れることだけ期待して寝る。

おやすみなさい。

like a ～

・久しぶりに映画を見た…3度目の『アイデン＆ティティー』。久しぶりに小説を読んだ…初見の『色即ぜねれいしょん』。
気付いたら両方ともみうらじゅん作品だった、TVとかではアホな人だけど恐るべしみうらじゅん。
何を感じる？

・タワレコにてCDを三枚購入して6000円以上のお買い上げだけど時間差＆他店購入の為ポイントは通常…ちょっと損した気分。
『iLL／Rock Album』…3枚目にしてやっとナカコーのポップセンスが全面に感じらた。
いつになったらGHOSTが音源化させるのか…
『FLOWER TRAVELLIN' BAND／MAKE UP』…DISC2のSATORI PART2のリフが堪らない。74年発売のアルバムだけど今のジャムバンドと違和感を感じない。ジョー山中の3オクターブボイスも凄い。
『HASYMO／The City of Light』…まだちゃんと聴いてないけど心地よいエロクトロニカ、アンビエントバージョンも好き。
早くフルアルバムが出て欲しい。

・先日福井県小浜市に行ってきた。
人気が少なく、シャッター商店街だけどオバマとちりとてちんで町が盛り上がってた光景がわかる。
本当海産物が美味かった。
久しぶりに新幹線にも乗れて良かった、殆ど寝て過ごしたけど。

・風邪を引いて一週間経つが中々回復の見込みを感じない。
凄い体調を崩していなのでわりと行動が出来るのが良いのか悪いのか、安全にしなければいけない位の方が治りが早い気がする…本調子で酒が飲めないのは辛いけど。

・自分の部屋は風通しが悪くて悪くて…汗が毛穴中から出ている気がする。というか毛穴が開いてるのがよく見えて気持ち悪い。

・僕はとても弱虫で少し先の自分の事を時々かばいたくなるから最悪の事を考えて如何にどうするかとか考えてしまって罪悪感を生んでしまう。
信頼、信用よりも心配しているのがとても嫌だ。
僕自身の理想がどこに向いてるのかわからなくなる。
本当に大事なモノがなにかぐらいわかっているつもりなんだけど。

・２週間前の今頃苗場でくるりを聴いていたのが随分昔のような昨日のような気がする変な感覚。
振り返ってもくるりのステージは良かった。
一ヶ月後の京都が楽しみだ。

・これからバイトの為オリンピックの開会式が見れない、中国のお力がどんな程度か見たかった。
というか2008年8時8分を強調していたからAM8時8分とばかり思っていた、20時8分じゃねーか。

さよなら

スーパースター

10年前僕は小学6年生でまだ11歳だった。

10年間で傷が残るような事故にも遭わず、今現在は風邪気味ではあるが大きな病に罹ることもなく、元気に毎日を暮らせてこれています。

あの人はとても逞しく優しく強い人でした。

10年経って思うことがあの人がいなくなったことに現実味が感じられない気がしてしまいます、本当はどこかでいつも通り暮らしているのではないかと思います。

もしかしたら10年経ったからこう感じてしまうのかもしれない。

今日初めて10年間という時の流れというものを感じられたような、そんな気がした。