Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

樽見鉄道、一部区間運休中。

2006-01-03 07:44:10 | 鉄道(地方・専用線など)
昨年12月22日から23日にかけて東海地方に大雪が降った。
愛知県・岐阜県の公共交通機関に与えた影響は大きかった。
とりわけ、樽見鉄道が受けた影響は大きく、未だに一部区間が運休中であることを知った。

「積雪による神海~樽見間運休に伴う臨時無料代替バスの運転について」(樽見鉄道ホームページ)

昨年12月29日時点の状況は次のとおり。
○運休区間は神海・樽見間。
 しかし、積雪量が多いため除雪作業が難航している。
 除雪作業難航の理由として、除雪車両を保有しておらずディーゼル機関車で雪を押し、機関車が進めなくなったら人海戦術で除雪する作業を繰り返している。
 従って、一日当たりの除雪距離も僅かで全線復旧には時間を要する見込み。
○前項の区間運休の間、本巣市が織部・樽見間に市政バスを使用した臨時無料代替バスを運行することになった。
○臨時無料代替バスは一日三往復運行される。なお、1月9日まで三往復で運行されるが、1月10日以降も運休が続くようであれば、学校の始業に合わせて増発される見込み。

臨時無料代替バスの時刻などは樽見鉄道や本巣市のホームページを参照していただくとして、同区間の画像などを見ると、確かに積雪量は考えられないものがあった。
しかし、いくら何でも復旧しているだろうと思いこんでいたので、少なくとも来週の三連休まで運休せざるを得ないという現状には驚いた。

通常、神海・樽見間は下り17本、上り18本(神海発1本含む)、都合17.5往復が運行されているが、現時点では僅か3往復になってしまっている。
現在、機関車と人力で除雪を進めているが、その機関車も貨物列車が廃止される4月以降は姿を消す可能性が極めて高い。

そうなると、今回のようなケースが再度生じた場合、除雪作業は更に困難さを増す。
その対策として除雪用モーターカーの導入を真剣に検討しても良いのではないだろうか。
いや、運休中の減収などを考えると普通導入を考えるだろうなと、今回の報を聞いて思った。
ともあれ、不通区間の一刻も早い復旧を願って止まない。

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