庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

日本が核兵器の将来体制に何も想定しない無策では。

2017-12-16 | 核エネルギー・原子力問題

ここまで突き進んだ「北朝鮮の核保有」を止める方策は、中国政府が覚悟を決めて、金正恩政権を崩壊させるしか道はない。

それには徹底的に経済封鎖をして、北朝鮮の経済を破綻状態にして、金正恩政権への支持を劇的に低下させるしかない。

それを実現できる方策を、中国政府はもっていないし、北朝鮮の混乱を避けたいとの意向が圧倒的に強い。

もしも崩壊状態になったら、難民の救済や再建政権の後押しなどに、多額の費用が必要となり、中国にとって良いことは何もない。

では金正恩を失脚させないで、核兵器の保有を放棄させる手段には、なにがあるか。

北朝鮮の言い分を分析すると、アメリカは意のままに、北朝鮮をいつでも攻撃できる体制にあるが、核兵器を持てば、先制攻撃を踏みとどまる「核兵器の抑止力」が働くと信じている。

ここで、解決策として浮上するのは、中国が北朝鮮に対して、「核の傘を提供して政権を守る」と約束することにある。

中国政府は、それを言い出す条件と時期を探っているのだ。

日本政府がそれに対して、何が言えるというのか。アメリカの核の傘の下で・・・・?