今年も無冠に終わり、宿敵バルセロナに完敗したレアル・マドリード。
5月26日（水）に指揮官マヌエル・ペジェグリーニを解任したレアルは、2日後の28日（金）にジョゼ・モウリーニョを監督に招聘しました。
“魅せるサッカー”をしたペジェグリーニを解任してまで、“現実主義”で勝利に徹するサッカーをするモウリーニョを招聘したことでレアルがタイトルに飢えているのが伺えます。
選手獲得や戦術など本来監督が行う業については、すべて自身が決め、会長などの意見・介入を拒むモウリーニョ。
彼が監督に就いたことで、来季のレアルは様々な面で180度かわることは間違いありません。
W杯後、モウリーニョがどのようにしてレアル・マドリードというクラブを変革していくのか、楽しみです。
2010FIFAワールドカップ開幕まで約2週間となる中、各国代表に復帰する者と負傷して去る者が出始めました。
■復帰
ポルトガル代表:ペペ（レアル・マドリード）
デンマーク代表:ベントナー（アーセナル）
オランダ代表:ファン・ペルシー（アーセナル）
いずれも怪我で戦線を離脱していた時期がありましたが、見事に復帰を果たしました。
特にペペは、6ヶ月の負傷期間を経て、本当にギリギリのところで戻ってきました。
■負傷
イングランド代表:デイビッド・ベッカム（ACミラン／LAギャラクシー）
ドイツ代表:ミヒャエル・バラック（チェルシー）
フランス代表:ラス（レアル・マドリード）
ガーナ代表:マイケル・エシアン（チェルシー）
スイス代表:クリストフ・スピッヒャー、マルコ・シュトレラー
ベッカム、バラックにとっては最後のW杯だっただけに失意も大きいでしょう。
ラスに関しては、腹痛ということで色々な意味で残念な結果となりました。
ラスにはこの悔しさを新シーズンで発散してもらいたいですね。
■記事【スポーツナビ】
ＵＥＦＡ（欧州サッカー連盟）は２８日、２０１６年のユーロ（欧州選手権）の開催国をフランスに決定した。１９９８年にワールドカップを開催したフランスは、ユーロに関しては、開催国優勝を果たした１９８４年大会以来、３２年ぶりの自国開催となる。なお、試合会場には、ボルドー、ランス、リール、リヨン、マルセイユ、ナンシー、ニース、パリ、サン＝ドニ、サンテティエンヌ、ストラスブール、トゥールーズの１２都市が選ばれている。
同じく開催を立候補していたトルコとイタリアを含めた３カ国を対象に行われた１回目の投票では、フランスが４３票、トルコが３８票を獲得した一方、わずか２３票にとどまったイタリアはこの時点で落選。その後、フランスとトルコの間で行われた最終投票の結果、フランスが７対６の１票差でトルコを退け、正式に開催国として選ばれるに至った。
フランス人であるため、今回の投票には参加しなかったミッシェル・プラティニ会長は、今回の結果について「投票結果がきん差であった事実こそ、ＵＥＦＡが民主主義にのっとった組織であるこという何よりの証しだ。会長は独裁者ではない」と述べ、暗に自国の勝利を支持していたとのうわさに対し苦言を呈した。
なお、トルコ人であるシェネス・エルジク副会長、役員の１人でイタリア人のジャンカルロ・アベーテ氏も、プラティニ会長と同様の理由で投票には参加していない。
プラティニ会長は一方で、今回の決定には個人的に頭を悩まされたことを告白した。
「きん差であった投票結果からも、立候補した国々の組織レベルが非常に高いことが良く分かる。わたしはトルコに対して非常に深い親しみを感じている。その一方で、プラティニという名前からも分かる通り、わたしの起源はイタリアにある。そして、わたしがプロとしてのキャリアを積み重ねた場所がフランスだ。そんな状況からも、今回の決定はわたしにとって最初から非常に難しいものだった」
さらに、フランスサッカー協会（ＦＦＦ）のジャン＝ピエール・エスカレット会長をはじめ、フランスのニコラ・サルコジ大統領とともに投票に同席した元フランス代表ＭＦジネディーヌ・ジダン氏は「フランス国民にとって忘れらない日となった」と語り、今回の決定に大きな喜びを表した。
ボルドー、リール、リヨン、ニースなどのスタジアムは老朽化が進んでいるものの、開催前に行われる改装工事に必要な費用の６０％が民間企業から出資されることも、投票においては好材料になったと見られる。
プラティニ会長も「スタジアムが老朽化している点ではイタリアも同様だ。最新技術を取り入れたスタジアムを所有している他国に追いつくためにも、ユーロはスタジアムの改装に着手する最高の機会だ」と述べ、スタジアムの整備について問題がないことを指摘した。
それ以外にも、フランスは自国開催によって、２００８年のスイス・オーストリア大会の約２倍の収入が見込めることを公約として掲げている点も、今回の決定に少なからず影響を与えたと考えられている。ユーロ開催におけるＵＥＦＡの収入は、大会を重ねるごとに増加の一途をたどっており、９２年のスウェーデン大会では６１００万ユーロ（約６８億３２００万円）程度だった数字も、０８年のスイス・オーストリア大会では、１７億ユーロ（約１９００億円）にまで増えている。
■記事【共同通信】
サッカーの元ブラジル代表ＦＷアドリアーノは２７日、ブラジルのフラメンゴからイタリア１部リーグ（セリエＡ）のローマに移籍する意向を示した。契約期間は３年間という。
アドリアーノはアルコール依存症やうつ病などに悩まされ、昨年４月にセリエＡのインテル・ミラノからブラジルに戻ったばかりだった。ワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会の代表メンバーからは外れている。
※感想
国内リーグに戻り、活躍しながらもW杯メンバーから漏れたアドリアーノ。
失意のなか、ついに欧州復帰が決まりました。
移籍先は打倒インテルに燃えるローマということで、来季こそはローマが優勝するかもしれませんね！
■記事【共同通信】
サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会に出場するスペイン代表のデルボスケ監督が代表選手に対し、合宿やＷ杯の大会期間中は、ツイッターなどのインターネット投稿サイトの使用禁止を言い渡したことが２４日、明らかになった。
サッカー界では、昨年イングランドの選手が自身の移籍に関する情報を投稿し、関係者に謝罪する事態に発展するなど、ツイッターをめぐるトラブルも起きている。
※感想
W杯期間中は色々と選手に制約を付けるチームが多いですね。
家族に会えないとかが有名ですが、ネット時代になった現在では情報発信も禁止されるんですね。
ｐ．ｓ．
自分は、ツイッターとブログの違いがいまいち分かりません（笑）
■記事【時事通信】
サッカーのドイツ1部リーグで、今季国内2冠のバイエルン・ミュンヘンは23日、フランス代表MFフランク・リベリと2015年6月末まで契約を延長したと発表した。リベリは07年に母国のマルセイユから移籍し、主力として活躍。バイエルンが準優勝に終わった22日の欧州チャンピオンズリーグ決勝は出場停止だった。
リベリはレアル・マドリード（スペイン）などへの移籍の可能性も浮上していた。
※感想
バルセロナがスペイン代表FWダビド・ヴィジャを獲得した一方で、レアルは昨季から狙っていたフランスのエース獲得に失敗しました。
しかし、レアルにはC・ロナウド、イグアイン、カカなのがいるため、けっして悲観することはないでしょう。
重要なのは、遺跡の噂があるイグアインの引き止めです。ペレス会長が昨季放出したスナイデル、ロッベンが活躍していることを反省していればいいのですが・・・。
記事【共同通信】
サッカーの欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）は２２日、マドリードで決勝を行い、イタリア１部リーグ（セリエＡ）５連覇のインテル・ミラノが９季ぶりの優勝を狙ったドイツ１部リーグ王者のバイエルン・ミュンヘンを２－０で下し、前身の欧州チャンピオンズ・カップを１９６４、６５年に連覇して以来となる３度目の欧州制覇を果たした。
インテルはアルゼンチン代表ＦＷミリトが２得点と活躍。前半３５分にＭＦスナイダーのスルーパスから右足で先制し、後半２５分にはＦＷエトーのパスを受けて左を突破し、右隅へけり込んだ。
インテルはイタリア・カップも制しており、同国勢初の３冠。２００４年にポルト（ポルトガル）で優勝しているモウリーニョ監督は、複数クラブで欧州を制した史上３人目の指揮官となった。
インテルは欧州代表として、１２月にアラブ首長国連邦で行われるクラブワールドカップ（Ｗ杯）に出場する。
09-10欧州CL決勝戦
バイエルン・ミュンヘン0-2インテル・ミラノ
前半35分、ディエゴ・ミリート（インテル）
後半25分、ディエゴ・ミリート（インテル）
リーガ・エスパニョーラ最終節。マラガvsレアル・マドリード。
■記事【スポーツナビ】
リーガ・エスパニョーラの優勝争いは最終節までもつれこんだが、レアル・マドリーに奇跡は起こらなかった。バルセロナが４−０でバジャドリーを下して優勝を決めた一方で、レアル・マドリーはマラガと１−１で引き分け、今季もまた無冠に終わった。一方、残留争いを繰り広げていたマラガは１部残留を決めた。
同じ時間にカンプ・ノウで行われたバルセロナ対バジャドリー戦の結果を気にかけながら敵地ラ・ロサレダでの試合に臨んだレアル・マドリーの選手たちだったが、彼らに朗報が届かくことはなかった。
残留を懸けて何としても勝ち点が欲しいマラガは９分、中盤にできたスペースを突いてカイセドとのコンビからデュダがたたき込み、幸先よく先制点を挙げる。リードされうろたえたレアル・マドリーに追い討ちをかけるように、前半を終了した時点でバルセロナがリードとの知らせが届く。それでも意地を見せたいレアル・マドリーは、後半開始早々の４８分にマルセロのパスからファン・デル・ファールトがゴールを決め、試合を振り出しに戻す。だがその後、バルセロナがリードを広げて逆転優勝の可能性が完全に消えると、残留の可能性が高まったマラガとのモチベーションの差が出たのか、レアル・マドリーは攻撃に精彩を欠き、このまま引き分けた。
今季、期待を背負いレアル・マドリーの指揮官を任されたペジェグリーニ監督だったが、優勝という結果を残すことができずに終わり、シーズン終了後の解任が現実味を帯びてきた。
※感想
クラシコに破れた後の6試合、厳しい戦いながら常に勝利してきたマドリーでしたが、ここにきて力尽きました。
やはり、優勝するには直接対決での勝利が不可欠でした。
この悔しさを糧に、W杯後かならずリーガのタイトルを取ってほしいです。
特にW杯に行けなかったベンゼマ、マルセロには新シーズンで爆発してもらいたいですね。
逆にW杯に行けるイグアインは劇的な成長を遂げて帰ってきてもらいたいです。
マラガ1-1レアル・マドリード
前半9分、デュダ
後半3分、ファン・デル・ファールト
