三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

タンポポの綿毛のように

2009年12月14日 | 2009年
今年の就職戦線は、
かつての就職氷河期にも匹敵する厳しさだそうです。
大学4年生でまだ就職が決まっていない学生も
少なくないと聞いています。

書店には様々な「就職活動」の本が並んでいます。
先日、業界別の企業を紹介する本を見つけました。
「スポーツ業界」のページを開けてビックリ。

「Jリーグのクラブ」「フィットネスクラブ」
「スポーツ用品メーカー」の3種しかないのです。

今、多くの大学でスポーツや健康に関する学部や学科が
設置されています。
そこでスポーツ業界を希望する学生が見たら、
ショックを受けるのではないかと心配になりました。

「スポーツビジネス」「スポーツマーケティング」という科目は
どの大学でも人気があるようです。

そのような事業を専門でやっている企業はそれほど多くありませんが、
例えば、スポーツイベントのスポンサーになっていたり、
スポーツ選手を支援している企業は多分野に広がっています。

少子高齢社会において、スポーツや健康は
今後より一層、重要になるはずです。
一般の企業においても、
スポーツや健康関連の事業に取り組む可能性が
皆無とは言い切れません。

その意味で、私はスポーツや健康について学んだ学生たちには
様々な分野の企業に就職して欲しいと考えています。
そこで彼らの感性を生かした新たな提案をしてみたらどうでしょうか。

タンポポの綿毛のように遠くに飛んで行って、
予想もしなかった分野で
「新しいスポーツビジネス」の芽が出てきたとしたら
これほど素晴らしいことはありません。

就活中の皆さん、頑張ってください!

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部代表

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