グランフェニックスのファイアフライ、今となっては知らない人も居るはずだ。世紀の変わり目あたりに発売された当時唯一無二の４８キット、従ってレジン満載、ちょっとＰＥ，分厚へにゃへにゃプラ部品、綺麗なデカール、おーインジェクションキャノピーと言った内容のガレージキット。今は、はるかに出来の良いスペシャルホビー製が有るから、これから作ろうとする人は幸運だ。
まー、翼は分厚いのに胴体はぺらぺら、合いも良くないし変な所も一杯有る、ＸＸと呟きたくなる出来ではあるが個性的な姿の飛行機なので出来上がるとそれにしか見えないか。寝かしておいたおかげで大きすぎるスピンナーはスペホ４８ＦＲ５のオマケ部品が流用出来たし、その気になればＲＰラックとかレーダーも頂ける。ささやかな喜びだ。
悩ましいＦＡＡ色は本体で疲れたので、まーいいかと転がっていたエアロマスターびん生で塗ってみたが、これ悪くない色味とバランスだった。ただし、乾くと完璧すぎる艶消しになるのでクリアでデカールの下地を作らなくてはいけない。下面はクレオス水性スカイを調色したもの。おー、今風水性塗りだ。でも、最後は丈夫なラッカー系クリアを吹いてしまうから、真性水性塗りではないか。
バックミラーはエッチングで扱いにくいし薄いのが嫌なのでスピット（多分）の余りに真鍮線を付けて、らしく曲げてやった。英国機のバックミラーは結構目立つのだ、まったく。さて、ＦＲ５も有るから、並ぶまでは壊さないように仕舞っておかなくては。
