聖イトオテルミー学院グループ 曲梶支部 ブログ

創見者 伊藤金逸医学博士の教えをもとに、温熱刺激療法イトオテルミーの温もりと実(まこと)の健康生活の普及に努力します。

がんのイトオテルミー療術

2019年03月25日 | イトオテルミー

イトオテルミーと緩和ケア

 イトオテルミーの療術師をしていますと、がんの患者さんの療術をする機会が多くなります。現在では、二人に一人ががんになり、三人に一人はがんで亡くなる時代となっています。この20数年ほど前から、「がんの告知」が医師からなされるようになり、がん患者さんも自分ががんであることを知っています。ステージⅣでがんの緩和ケアとしてテルミーの療術を受けられ方もいらっしゃいます。

イトオテルミーの「がん」に対する働きかけと「抗がん剤副作用」に対する緩和効果の期待

 

 聖イトオテルミー学院グループの曲梶支部の療術師たちも、がんの療術で病態の改善を願って努力しています。テルミーは、がんの緩和ケアとして注目されています。がん患者さんが抗がん剤や放射線治療や手術に臨むとき、その治療の前後で、テルミーをかけることで副作用が穏やかになったり、痛みが軽減されることは少なくはないのです。テルミーは、がん患者さんが通常の生活(QLO)を行うことの援助になっています。

 テルミーはご存知の通り自分で自分にかけることができます。自宅で自分のテルミーができるのが特徴で、いつでも好きな時にかけることが出来ます。(痛みの緩和)

 一日何回もかけることで効果がでてきます。

支部で行っているテルミーのかけ方の例

①ソフトタッチで少ない本数でかける

 がん患者さんは、体力も弱っているので、強い刺激でなくソフトタッチで、テルミー線も少なめに、2本以内で全身をかける。(かけすぎないように注意をはらう。)少ない本数で患者さんに、しっかりとした熱を入れるには、療術師の技量が問われます。患者さんに負担のない効果的な熱を入れます。第一様式並びに弱い第二様式の圧の弱いテルミーをかけます。気持ちいい熱が入ります。

②患者さんが汗ばむ熱をいれる

 もう一つのがん患者さんに対するテルミーのかけ方は、患者さんがテルミーをかけてもらって全身が汗ばむことをことを目安にします。がん細胞は熱に弱いという特性があります。汗ばむ、体温を上げるということで、人の免疫力を高めます。

③テルミーをかけるときの心理的関わり方 

 スピリチュアル・ペインにも配慮する

 テルミーの施術では約1時間ほど患者さんと一緒にいます。テルミーの施術はもとより、患者さんの話を聞きます。患者さんの話を聞くとき療術師は、受容的・共感的に聞きます。(傾聴)患者さんの話を否定することは、論外です。一般的には患者さん話を「否定も肯定もせず、ありのままに聞く」ことに務めます。特に命にかかわりがある、がんの患者さんには、細やかな対応が必要です。

 がんをわずらっている人の苦しみは、次の四つに分類されています。(がんを患っている人は、死を意識させられます。)

 1.身体的苦痛

 2.精神的苦痛

 3.社会的苦痛

 4.スピリチュアルペイン(霊的苦痛)

   「今までの人生は、何だったんだろうか」(人生の意味)

   「死んだらどうなるのだろう」(死後の世界が分からない不安)

※テルミーの温熱刺激療法は、がん患者さんの身体的苦痛、精神的苦痛等を緩和が期待できます。

※テルミーの施術中に、集中して患者さんの話を聞くことは、なかなか難しい(テルミーの施術をしながら)。まして、「スピリチュアル・ペイン」に関わることは。でも、患者さんの話を邪魔せずに、心地よく話してもらうのも、テルミーを施術する人の心構えだと思います。

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