相続よもやまin八王子

相続に関連しそうなネタを紹介します

相続に飽きるという事

2016-07-29 20:22:20 | 相続

12年以上も相続・・・とやっていると、大概の事には驚かないし、ある意味、ひどい話には、ひどい結末しかないわけで、法律が出来る事にも限界があります。
いわゆる「相続」が「争族」になった・・・と言っても、仕事がら、ありふれた光景でもあり、あまり驚きもなくなりました。
遺言書が必要・・・という事を言うために、相続に纏わる様々な問題を書き連ねてみても、それは頭の中では、ありふれた理由のオンパレードにしか過ぎません。

相続で「争族」と叫ぶのは、「相続人」であり、「遺言者」ではありません。

遺言書に限って言えば、遺言書は2つの種類しかありません。よくある、自筆とか、公正証書などの意味ではなりません。

「相続人」の立場で書いた遺言書と「遺言者」の立場で書く遺言書の2種類です。

おかしな事を言う・・・・と思われて当然です。遺言書は「遺言者」が書くのが当然なのに、そもそも、相続人の立場で書くなんて、事は法律の趣旨から言って、「あり得ない・・」と。

これをご覧になった方は、想像を膨らませて戴ければそれで十分ですが、基本的なところで、遺言者は、「遺言書がなくても困らない」のです。
その時は、自分は存在しないから。
そんな事より、自分の財産を巡って、子供が争うなんて事は、考えたくもないし、そもそも、高齢になると、考えるのも面倒です。
私も還暦ちかくなると、何となく理解できるようにもなりました。面倒なのです。

けれど、例えば、何百年も続いた先祖の土地を分散させたくないから遺言書を書く必要のある方は事実、いらっしゃいますし、生前のお礼を死後にと考える方もいます。

先ほど、2種類の分かれる・・・とは、
「積極的理由」で書く場合と、それ以外の2つという事になります。

それ以外のケースは、ご想像の通り・・という事ですね。相続を本当に考えるなら地元、八王子にお住まいなら八王子の相続を専門とする事務所を利用すべきでしょう。