相続よもやまin八王子

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相続と金融機関

2013-02-14 18:55:34 | 余話
制度というか、そもそも、そういったものだろうけれど、相続で預貯金の解約は慣れないとしんどい。

あ、銀行が可笑しいという意味ではない。銀行の立場を考えると、「当たり前」の事です。

お金を銀行に預けるのは安心と安全からで、利息を期待しているわけではない。
教科書的には、銀行は一般人から広くお金を集め、企業などへ貸して利鞘をかせぐ。預金の利息は、そのおこぼれだ。


そこで、今度はお金を下ろす、つまりは、相続で解約するとなると大変な事になる。

大変といっても、相続人が特定されて、全員の証明が取れるとOK。ただ、それだけの事。
理屈としは何も問題ない。ただ、一般人は慣れないから辛いというだけの事。
簡単に解約できたら、安心に?がつくかもしれない。預かる立場からは厳しい位でいいのかもと思う。

ところが、最近になって思う事は、窓口のレベルが低くなっている事だ。もちろん、ベテランの方もいるが、このベテランでも先日は困った人も居たから、本人次第なのかもしれない。

ある銀行の実話、A支店のベテラン女性行員に手続を拒絶されたが、B支店ではOKとなった。つまり、担当で違うのだ。

正確に言えば、銀行だって、ちゃんとした所で基準がある。OKとなったB支店の行員が「ゆるい」のではなく、銀行の規定なり、方式に合致していればいいだけの事。
実際に書類を精査するのは、上の人であり、大きな銀行はそれ専門のセンターへ送られる。こちらとしては、窓口でその書類を渡すだけのことなのだ。

実際にはA支店のベテランが自分が誤解しているだけの事なんだけど、ただ、銀行へ仕事で足を運ぶ事の多い人間は、ちょっとおかしいな・・と思っても、普通の人にとっては、ベテラン行員の言うことは正しい事となり、結果、大変な思いをしてしまう。その責任は誰が取るのか?

プライドを持って少し偉そうにするのは「かわいげ」があるし、人間らしい。けれど、仕事が出来る事を前提での話だ。