Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

幻想の世界

2006年06月26日 | Mountain summer
                「幻想の山小屋」

今回は、北陸の山へテント泊での山行を行った。
山は「大日山」、石川県よりアクセスするちょっとマイナーな山である。

林道終点より一時間ほど登ったところに、ヌギ谷原というミズバショウが群生する湿地帯がある。
そこに「出作り小屋」という山小屋が建てられている。
その姿はまだ真新しいものではあるが、小屋は風景にとけ込み既に景観の一部となっている。
地元の有志の方が、ここを拠点に登山道の整備や湿原の保護活動をされているようだ。
私たちは、ここをベースに大日山を往復する計画で、小屋の横にテントを設営した。

湿地のミズバショウは大きく葉を広げて生き生きと生育し、その中でカジカカエルがヒヨヒヨと美しく喉を鳴らす。
夕方を向かえる頃、白いガスが湿地を包み込んだ。
その中を、白い蝶がひらひらと舞う。
夜になると、カッコウやきつねが森の中で鳴き声を揚げ、その存在を我々に示してくれる。

緑深い山中で過ごす「幻想の世界」、思い出深い一夜となった。

記録
  日程   6/24(土)~6/25(日)
  場所   北陸加賀 大日山              
  目的   ピークハント
  メンバー カミさんと二人



  行程    6/24(土)曇り/晴れ
        9:30 自宅発 → 加賀IC → 大杉谷川林道 → 13:30 終点駐車場
           ・上大杉に案内看板あるが、大杉谷川林道の入り口がわかりにくい。
           ・林道はダートな地道  
        14:00 入山(550m)
        15:00 出作り小屋(770m)
           ・ベース設営、湿地の世話をしておられるおじさんにビールを頂く
           ・大きくなったミズバショウが群生する、素晴らしい湿地帯
           ・ガスが降り幻想的な一夜を過ごす。
       6/25(日)曇り
        4:45 起床
        5:10 ベース出発(770m)
           ・スギ林からブナ林へ
        6:15 鈴ケ岳(1174.7m)
           ・残雪が残る白山が遠望出来る
           ・北方に見える兜山の山容が美しい
        8:10 大日山(1368m)登頂
           ・思ったより早く楽にピークに立てた
           ・広い広場になっている、高曇りの中360度の展望を得る。
           ・ブヨがうるさい。
        9:00 出発~大日小屋方面にしばらく行く
        9:10 薮が濃く引き返し~山頂から同ルート下山
        10:00 ブナ平 カタクリ小屋(1100m)
        11:30 ベース着(770m)
        12:40 ベース撤収
        13:10 下山(550m)
        13:40 終点駐車場 → 粟津温泉「金閣」で入浴 → 加賀IC → 19:30 自宅着

       大杉谷川 林道終点駐車場~粟津温泉~加賀ICの経路図


6. 初舟

2006年06月21日 | Liquor collection
酒名    しぼりたて原酒「初舟」志賀盛新酒2006
        清酒
容量/価格  720ml 1100円
入手    2006.6.13 近所のコンビニにて購入
醸造元   近江酒造(株)
        東近江市八日市上之町9-16

評価    若いせいかアルコール臭さがのこる。
      味はフルーティで悪くはない。 
       
メモ    昨年収穫された米で作られたお酒。
      洗練されているとは言いがたい地酒、この泥臭さがまたいい。

はずれ天気

2006年06月19日 | climb
                  (赤玉10こ 230円也)

この日、天気は夕方まで持つような予報だった。
梅雨の最中の貴重な晴れ間、カミさんと椿岩に出向く。
顔見知りのクライマーの他にもうひと組、合わせて6人の静かな岩場である。
しかし上空から雨がパラパラ、まだ1時前である。

その後雨は本降りの様相に、今日はどうも駄目そうである。
天気予報を恨みつつ、早々にこの場を撤収する。
帰路の306号線、所々に「新鮮たまご販売」の看板が見受けられる。

ゆで卵が急に食べたくなる。
カミさんにおねだりして、卵の自販機で「赤玉10こ 230円」を購入。



このあとは、たまご好きにはたまらん「たまご三昧」である。
帰宅後、まずゆで卵を作る。
さすが生みたての卵、白身がプリッとしており黄身も濃厚なお味である。
僕はこれを2つ、ポクポクッとおいしく頂いた。
次の卵掛けご飯も、これまた楽しみである。

天気に見放され、うんざり気分の一日。
だが、予想外のタレント出現で、心の天気は「雨のち晴れ」となった。
「卵」さまさまである。


記録
 日時   6月17日(土) 曇りのち雨
 場所   椿岩(三重県鈴鹿市)
 メンバー カミさんとbigoverの2人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)
      〇 アスレチッククラブ   5.9   RP×1 
      〇 燃えろドラゴンズ    5.10c  RP×1  ★  
      〇 マリエンタール     5.10b  T×1、RP×1    
                      計 4本 

5. 白鶴

2006年06月13日 | Liquor collection
酒名    原酒(白鶴酒造資料館限定)「白鶴」蔵酒 清酒
        精米歩合 60%
容量/価格  500ml 価格不明
入手    2006.6.2 土産
醸造元   白鶴酒造(株)
        神戸市東灘区住吉南町四丁目5-5

評価    ★★ 日本酒らしい日本酒。味、香りとも期待を裏切らなかった。 
      (★はbigoverのきまぐれ評価)
 
メモ    義父の旅行土産。白いガラス製の容器を見て、とてもうれしく幸せな気分になれた。
      とてもおいしいお酒で、義父の心使いにも感謝感謝。
      サザエのつぼ焼きで一杯は、格別であった。
      

リクレーション会場より

2006年06月11日 | Portable Weblog
曇天となった日曜日。
今日は、地域で開催されるリクレーション大会に参加している。
小学校の体育館で地区対抗のゲームが行われる。
ゲームは、カロムという卓上おはじきの、体育館バージョンみたいなもの。
初めて参加したが、一見簡単そうでも、やってみるとなかなかむつかしいもんだ。
しかしながら、うちのチームは決勝に進出。

ご近所さんと楽しむ、梅雨の合間の休日である。


自然の中で

2006年06月07日 | essay
          (MAさんに撮影してもらったbigover)

今では、すっかり生活の一部となった自然の中での活動。
何事に置いても平均点以下で、自分に自信も持てなかった。
それでも山を続けて行くうちにそれが励みとなり、いつしか生きる糧となった。

特にフリークライミングである。
0点か100点かのフリークライミングは、その行為も成果もきわめてシンプルである。
でも、到達点までの道は甘くない。
地球の重力と自分の中の負の力が、トップまでの到達を拒む。
自分の心と体は、その過程で複雑に葛藤し、絡み合い苦しむ。

それでも弱い自分を見つめ、出来ない己を認め、そこから一つ踏み上がる。
一つ一つの勇気ある積み上げのみが、トップアウトする唯一の手段。

フリーでの成果は、同時に他に得難い喜びも得る。
その時蒼く晴れ渡った空がそこにあれば、僕の人生はなお格別である。


あれから・・・

2006年06月05日 | climb
          (柔らかな陽光の中で)

一昨年の暮れに椎間板がヘルニアして、以来治療とリハビリを続けている。
容態の方は、今年に入って小康状態。
普段の生活には支障ないのだが、疲れやすい体質になってしまっている。
また背中の筋肉が張りやすく、マッサージを受けないと回復しない。

それでも山での活動は、やめる事も出来ず継続的に行って来た。
クライミングは、昨年の6月末に外岩復帰してほぼ一年となった。
このブログでマメに記録を残して来たので、昨日行った椿岩までをちょっと集計してみた。

ルートトライ数  106本
レッドポイント数  52本(うち初RP4本)
オンサイト数    2本

グレード的なものは詳しくはここで触れないが、故障前よりレベルダウンしている事は明らか。
新たなルートへのトライ数も極端に少ない。
過去に出来た事が出来ない、そんな苛立ちからくるモチベーションの低下も否めない。

でも体の回復状態に比して、この一年クライミングを続けられた事に対し、今は自分なりに満足しようと思う。

昨日、故障前にRPに大手をかけていたルートに取り付いてみた。
湿気で岩の状態が良くなかった事もあったが、ムーブを起こすことが出来ない箇所がある。
手応えはなく、今の自分には成果が望めない事が予想出来、かなり凹んだ。

挑戦的なクライミングが出来る心と体作りの必要性を、昨日改めて感じた。

記録
 日時   6月4日(日) 曇り/晴れ
 場所   椿岩(三重県鈴鹿市)
 メンバー Maさん、カミさんとbigoverの3人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)
      〇 トンキー飯店        5.10b  RP×1 
      〇 シャルウィ・クライム    5.12a  T×2     
      〇 アトランタ         5.11a  RP×1     ★★
      〇 いい感じ          5.11a  T×1、 RP×1 ★
                        計 6本